アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヤクシマリンドウ - 雄性先熟

2021-10-24 08:09:44 | みんなの花図鑑

屋久島の高山の岩上に生える小型のリンドウですが、撮った場所は 幸田憩いの農園の園芸コーナーです。




「屋久島の固有種で、環境省のレッドリスト絶滅危惧ⅠB類(近い将来絶滅の危険性が高い)に指定されている貴重なお花で、屋久島の高山帯の花崗岩の割れ目に生えています。」(aperuy「ヤクシマリンドウ」)




雄しべが5本、中心の雌しべを覆い隠すように中央に集合しています。この状態を雄性期といいます。




雄性期(花粉の放出)が終わると、おしべは 花弁のほうに離れていきます。




中から りっぱな子房の雌しべが現れます。









雌しべの先端が割れ始めます。柱頭が熟しだします。




2つに割れた柱頭が活動を始めます。雌性期です。




現地での花期は8〜9月。