アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

コシロノセンダングサ - キク科

2021-10-11 18:06:19 | みんなの花図鑑

ようやく秋の雲が出てきました。




センダングサの仲間は 花の時しか区別できません。
白い花弁の舌状花がついているから、コシロノセンダングサ(シロバナセンダングサ)と思います。




花と花後のツーショット。




(普通の花でいう)萼の部分は たくさんの小花を包んでいるので 苞または苞葉と言います。




中央の黄色い小花の集団が 筒状花。
筒状花には ラッパ型の花弁があります。




ラッパ型の花弁の中から、まず雄しべ筒が立ち上がり、あとから 雌しべの花柱が 雄しべ筒の中を貫通して 柱頭を開きます。




はやくも ひっつき虫の一丁出来上がりです。








そして 朝のスイフヨウ

2021-10-11 08:00:40 | みんなの花図鑑

そして昨日の「午後のスイフヨウ」を、今度は朝行って、撮ったものです。
午後にはピンクのスイフヨウが、朝咲いたときは 純白です。




同じ時刻に撮ったものですが、かすかにピンクが 滲んでいます。




フヨウの学名は Hibiscus mutabilis
属名は日本語では「フヨウ属」ですが もともとは ハイビスカス属。
「種小名 mutabilisは「変化しやすい」(英語のmutable)の意。」(wiki 「フヨウ」)




酔芙蓉の学名は Hibiscus mutabilis cv. Versicolor
学名のcv. は cultivar の略で、基本の植物を交配させて人工的に作られた植物すなわち園芸品種のことです。
園芸品種名の Versicolor は 種小名によく使われていますが、「色変わりの」くらいの意味なんでしょうね
(鳥のキジの学名が Phasianus versicolor でした)




酔芙蓉は「八重咲き」として売られていることが多いですが。。。




八重といっても 雄しべ筒からおしべの花糸が出ていますので、半八重というのが実態のようです。