アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

タンキリマメ - 黒い豆

2021-10-21 17:40:31 | みんなの花図鑑

今朝のお題は ニシキギ科の黒い種子でしたので、今度は マメ科の黒い豆。
でも、その前に タンキリマメの花のおさらいです。




9月25日、コンデジで撮影したものです。
タンキリマメの葉は葉は3小葉からなり、小葉は葉先のほうが幅広い。
よく似た蔓のマメに トキリマメというのがあり、花はそっくりですが、小葉は基部のほうが太くて区別できると言います。
ただし、トキリマメは当地には少なく、出会うのはほとんどが タンキリマメのほうです。




マメ科の蝶型の花です。




全体は 小さくて あまり目立ちませんが、一番大きくこちらを向いているのが旗弁です。
虫に蜜のありかを知らせるフラッグの役割をしています。




中央の細いのが舟弁(この中に シベが入っています)。
その両側が 翼弁。





10月8日に撮ったものです。莢が色づいてきました。




10月15日に撮ったものです。




種子は一つのさやの中に通常 2つづつ入っています。
種子は割れた莢の互いに異なる稜から へその緒みたいなものを出してつながっています。

木の名前を教えてください - 安城デンパーク

2021-10-21 10:19:44 | みんなの花図鑑
安城デンパークさんへ

いつもお世話になってます。岡崎のアブリルと申します。
しばらくご無沙汰でしたが、また、樹名板のない樹の名前を教えてください。

場所は 下記(グラスウォークの始点?)です。




さっきも言いましたように、この木には樹名板がなく、春にみたときはこんな花が咲いていました。

そこで、このきなんのき掲示板に問い合わせて「ヒゼンマユミ」ではないかと回答をいただきました。
いちおう肥前マユミで納得していましたが…



つい先だって訪れたとき、こんな実(↓)がなっていて、これはヒゼンマユミではないと思いました。





それで再度、このきなんのき掲示板に問い合わせたところ、




ある方から 「中国オオバナマユミ エウオニムス グランディフロルス Euonymus grandiflorus」ではないかとお返事をいただきました。
このお方は 『中国樹木誌』を読んで見ていて
「文章も図もお尋ねの木によく似ているなぁ・・と思いました」
とのことです。


でも、「中国オオバナマユミ」なら デンパークのギボウシ園にも一本ありますよね
樹名板付きで。
そちらは 下図の上のように、まだ実が成熟してないのか、割れてません。

↑ 下は 数年前の11月に撮ったものです。

質問の木の実の特徴は 割れて種子がむき出しになると、ゴンズイのように種子が黒いということです。
ニシキギ科の種子が黒い木を画像検索してみたのですが、「中国オオバナマユミ」以外には、そういう画像には行き当たりませんでした。

どうか正解を教えてください。
よろしくお願いします!