アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アキニレ - 愛知県緑化センター

2018-10-25 13:36:41 | みんなの花図鑑

ニレ科 ニレ属。
学名:Ulmus parvifolia
 Ulmus はニレのラテン古名から。
 parvifolia は、小形の葉の意。



ニレの樹といえば ハルニレとアキニレの2種があるが、
ハルニレは春に花が咲き春のうちに果実が成熟するのに対し、
アキニレは秋に花が咲き秋のうちに果実が成熟する。



wiki によると
「ニレ属の花は世界中で3種類の例外を除いて春に花を咲かせる。」
アキニレは秋に花を咲かせる珍しい3種類のうちの ひとつ
ということです。



アキニレの果実は長さ1cm程度。
翼があり、風によって飛ばされて散布される。
1つの果実の中に、小さな種子が2つ入っている。


コメツガ - 愛知県緑化センター

2018-10-25 13:17:29 | みんなの花図鑑

愛知県緑化センターで出会った 木の実 特集です。
コメツガ は マツ科 ツガ属。



こんなふうに 松ぽっくりだけ生っています。



マツの松ぽっくりのように 丸くなく、
枝の付け根側 1/3程度だけ 残ったような感じです。



学名も 「Tsuga」です 学名:Tsuga diversifolia
ツガとコメツガは似ていますが、
ツガは福島県以西から九州にかけて、
コメツガは関西以東の本州と四国九州の山地に分布するそうです。

ニシキギ - 愛知県緑化センター

2018-10-25 08:00:08 | みんなの花図鑑

愛知県緑化センターの日本庭園へ向かう林の中の ニシキギ です。



時々雨の空模様で、さらに林の中なので、
ストロボを焚いて 撮っています。



花後に緑色の果実をつけ、秋になると赤くなり、
熟すと果実が裂開してオレンジ色の仮種皮に
包まれた種子が出てきます。



紅葉した葉が美しいので 錦木(ニシキギ)なんですが、
この木は 紅葉の気配がなく、
緑の葉と 真っ赤な実のコントラストが際立ってます。



ホトトギス - 愛知県緑化センター

2018-10-24 18:06:30 | みんなの花図鑑

いま、愛知県緑化センターの園芸物で 見ごろなのが
先に挙げた ツワブキ と この ホトトギス です。
種類は分かりません。
長い枝を 垂らし気味にして 連続して花を付けます。



ピントの合ってる 水滴のようなつぶつぶを付けたのが めしべ(の柱頭)。
こっぺパンのようなのが おしべ(の葯)。



水滴のような粒つぶ は カタツムリの眼のように
もちあがって ついています。



一日が終わって すこし萎むとき、
雌しべの柱頭が 雄しべの葯を巻き込むように 丸くなるようです。
虫に 花粉を運んでもらえなかった時の 自家受粉機能?



花を 下から見上げたもの。
花の付け根付近に 見事な瘤(コブ)があります。
外花被片の付け根が変化したもので、これを 距(きょ)といいます。
属名のTricyrtis は 「3つの距」という意味で、
外花被片3個の基部にそれぞれ 距ができるところから付けられました。
距には 蜜が溜っているそうです。


ツワブキ - 愛知県緑化センター

2018-10-24 16:41:22 | みんなの花図鑑

いま 愛知県緑化センターでは
このツワブキ と ホトトギス が見頃です。



家の北側(日陰)にも 昔から ツワブキ があり、
それこそ、ツワブキと 御影石(花崗岩) だけは
見ただけで 分かりました (^_^.)

それと・・・
鹿児島県の屋久島に かつて 「石蕗の舎(つわのや)」
というヤマハのリゾートホテルがありました。
敷地内には いっぱい ツワブキが植えられていました。



ところで ツワブキはなぜ「石蕗」と書くのか?
「蕗」はフキノトウでおなじみの フキ のことです。
ツワブキの葉って フキの葉にそっくりですよね。
で、艶のない フキの葉に対して
「艶のある葉をもつ蕗(フキ)」
 →「艶葉蕗(ツヤハブキ)」
 →「艶蕗(ツヤブキ)」
という流れで 「ツヤブキ」までは変化するのですが ・・・



「ツヤブキ」が「ツワブキ」になまって(?)
「ツワブキ」がなぜ「石蕗」と表されるようになったのか?
「石」はどこからやって来たのか?
・・・ よく わかりません (+o+)



ある人によると(先述の 呼び方の変化も この方の口移しです)
海岸沿いに自生し、また明るい半日陰を好むとあるから、
その結果、海岸沿いの岩陰などによく見られるようになり、
「石蕗」と書かれるようになったのかもしれない。
・・・ということです。
葉っぱは 全然 キク科じゃないけど、
花は 典型的な キク科ですね ^^



ベニバナボロギク - 愛知県緑化センター

2018-10-24 10:27:43 | みんなの花図鑑

緑化センターに出かけながら、
雑草ばかり カメラに収めていますが m(_ _)m



ボロギク と呼ばれるグループの中では
レンガ色の花がキレイなので 一番好きな ボロギク です。



ボロギクと名がつくキク科は 他に
ノボロギク、ダンドボロギクがあります。
他の2種は 花は上向きに咲くのですが、
ベニバナボロギクだけは 下向きに咲くのが特徴です。



この日は 空が曇って時折 雨の降る天候でしたので、
花にも 特別 上を向いてもらい ストロボの光りをあてて
撮影しました。



花後の綿毛です。

イシミカワ - 愛知県緑化センター

2018-10-24 10:02:18 | みんなの花図鑑

久しぶりに 緑化センターへ行って、
しばらく見ていなかった タデ科に 出会えました\(^o^)/
イシミカワは タデ科イヌタデ属。
同じ属にいる ママコノシリヌグイ と同じで、
茎に 逆さ向きの棘があります。



花後につく5mmほどの果実は熟して鮮やかな藍色となり、
丸い皿状の苞葉に盛られたような外観となる。
(wiki)



この藍色に見えるのは実際には厚みを増し、
多肉化した萼で、それに包まれて、
中にはつやのある黒色の固い痩果がある。
(wiki)



つまり、真の果実は痩果なのだが、
付属する器官も含めた散布体全体としては、
鳥などについばまれて種子散布が起こる
漿果のような形態をとっていることになる。
(wiki)



イイギリ - 愛知県緑化センター

2018-10-24 09:09:17 | みんなの花図鑑

私がはじめて この木を知ったのが、
ここ県緑化センターの この木でした。
雨模様の空で、ストロボ 焚いてます。



木は 実習舎のほうに あります。



黒くなる実もあるようです。



どの房も 手が届かない高いところにあるので、
下に 落ちていた実を クローズアップ。
イイギリの別名は ナンテンギリ。
ナンテン(南天)の実に似ています。
イイギリの実は 食べられるけど、
苦く甘みは無いそうです。
(じゃ、ナンテンの実と同じだ!?)