12月16日 京都NHKNEWSWEB
大河ドラマ「光る君へ」の最終回のパブリック・ビューイングが、15日、京都市で行われ、紫式部を演じた吉高由里子さんと藤原道長を演じた柄本佑さんが、放送を終えた率直な心境を語りました。
パブリック・ビューイングはNHK京都放送局と京都府が実施し、会場となった京都市左京区の国立京都国際会館には、およそ1300人が集まりました。
会場では、15日午後6時からBSで一足早く始まった最終回が放送されたあと、▼紫式部・まひろを演じた吉高由里子さんと▼藤原道長を演じた柄本佑さん、そして、▼脚本家の大石静さんらが登壇してトークショーが行われました。
最終回の放送を終えた直後の心境について、柄本さんは、「頭がちょっと真っ白になっています。平安神宮できょうから頑張りますと始まって、きょう改めてお参りさせてもらいましたが、ついこのあいだのような気がしました。やっぱり長い長いと思ったときもありましたが、あっという間でした」と話しました。
また、吉高さんは、「最初の頃はどうなっていくんだろうと思っていたが、最後まで何事も無くこの日を迎えられたのは応援してくださった皆さんのおかげですし、終わってしまうのがさみしいと感じるくらいこの作品が自分のなかにしみこんでいる」と話しました。
トークショーの中では、その時々で揺れ動く、まひろと道長の「心の距離」が話題となり、吉高さんが「道長もまひろも、ほれたはれたが下手なんだと思います」と話すと、会場はからは笑いが起きていました。
三重県から訪れた20代の女性は「『光る君へ』はすごくみやびで優雅な世界観で、毎回、平安時代の世界に入り込むかのように没頭して見ていました。来週からは放送がなく、ずっと続いてほしいくらい寂しいです」と話していました。