さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

離婚事情と先住民問題

2010年02月22日 11時16分21秒 | Web log
オーストラリアは日本と比べると離婚率が高いようだ。

2003年の国際比較では、ロシア、アメリカ、韓国、
デンマーク、イギリス、オーストラリア、ドイツ、
スウェーデン、日本となっている。

フランス、イタリアはカトリックの国ということも
あってか(特にイタリアは)離婚率が低い。

日本では、なんとなく女性が我慢に我慢を重ねての離婚が
多いような印象がある。

家庭内暴力とかクローズアップされるからか。

実際はともかく、女性が比較的弱い立場にあるという
イメージが大きい。

オーストラリアもきっとそういう時期を経たに違いない。

だからだろうと思うのだけれど、とにかく離婚した場合
男性にほぼ勝ち目はない。

養育費として財産もろとももっていかれるらしい。

まず、家を追い出され、養育費を請求され、親権も剥奪され・・

アメリカでは離婚した男性がホームレスになる率が多いと
聞いた。

家がない→住所がない→働けないという連鎖らしい。

こちらでもマイクの同僚で泥沼裁判に長いこと関わっている
人がいる。話によるとアフリカを抜け出し、オーストラリアへ
来るため、そしてビザを得るためだけにどうやら利用されたようだ。

オーストラリアに到着し、家を購入したら、即ポイ捨てです。

で、購入したうちは彼女が居座り、彼は友達のうちを転々とし、
それでも仕事があるからいいが、でも、収入の大部分は住宅ローンに
使われ・・・

最初、彼女の嘘と、女性保護の立場を守る法律とで、裁判でも勝ち目が
ないような話だった。

実際のところ、どうなのかわからないのでなんともいえないけれど
正義はあるのか?と思ってしまうような泥沼化。

で、時々メディアでも悲しい男性の末路が報道されることがある。

離婚した父親が、子供の面会日に子供を連れてダムに転落しただの
高速道路で障害物に自らつっこんで心中・・・なんて話、結構
取り上げられている。

誕生日とかクリスマスでも子供に会えず、プレゼントを塀越しに
わたさなければならない・・というコメントも地元新聞で読んだ。

男女に限らず、こんな話を聞くと本当に悲しくなる。

確かに、どうしようもない男性がいるから、女性と子供を
守らなければならないから、法律としては社会的弱者で
あるものを保護しなければならないのだろう。

それは分かる。

でも、どうしようもない女性だっているわけでして・・・・

これは、システム的に女性よりな傾向があるために、女性が
それを利用して、極端に権利を主張するようになっているの
ではないのだろうか、と思わせられることもある。

平等というのは、とても大切なんだと思うのだけれど、
でも言うほど簡単ではないと思う。

オーストラリアにも被差別民がいまして、強制同化政策の下に
自らの文化を否定し、白人に同化させられるようなことをされました。

後に、それが廃止され、今は手厚く保護される立場になりました。
どこの学校でも先住民の文化を尊敬をもって教えている。

ですが、反面、手厚く保護されすぎて、それを自分勝手に
利用するようになってしまったのです。

補助金を全てアルコール、麻薬、遊興費に使ってしまう。
子供も学校に行かせないなどなど。
新しい車を買ってもそれを乗り捨てて、次にまた新しい車を
要求するなどの話を聞きました。

大量の税金が彼らのために投入され、さらに募金が募られている
という現状。

で、それに怒っている人も多いのが事実なのです。
保護策が逆差別を生み出す温床となってしまいました。

システムを正しく活用して、大学に行き、まともに生活して
いる人もいますから、それが全てではないんですけれど。

と・・離婚の問題とアボリジニの問題がなんとなく
ダブって見える社会現象。

どっちが正しいとか、悪いとか言い難い問題がありまして。

平等って本当に難しいですね。

署名

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