さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

ON と OFF

2010年02月25日 14時55分39秒 | Web log
学生のときにインドに行きまして、
ボンベイ(ムンバイ)の高級ホテルの中の
チャイニーズレストランがおいしいというので
7人くらいのグループで行きましたら、

メンバーの一人がサンダルを履いていたんですけれど
サンダルでは入れません、といわれて断られました。

ドレスコードにひっかかりました。

身なりには無頓着なマイクですが、初めて日本に
来たときに、「教会には革靴でいかなくちゃいけない
と思って、靴もってきた」と言いました。

「教会には正装で」というのが極普通のイギリスの
習慣らしいです。

ドレスコードという言葉通りに、TPOをわきまえた服装
というのはとても大事な欧米社会。

日本もですか・・?

わたし個人がだらしないのかなぁ?

わたしは本当に「どうでもいいや」というどうしようも
ない人間なので、あまり気にせず、どこへ行くにも
普通の格好で行きます。

でもさすがに、保護者と先生の夕食会では、ちょっと
普通じゃない格好をしたのですが、他の人は
すばらしー格好をしてきていました。

普通のカジュアルレストランに、セクシーなイブニング
ドレスです。

「誰だかわからなかった」と言ったら、「それって誉め
言葉なのかしら?」って突っ込まれたりして。



この前のTeacher&Parent Meeting のときも、多くの人が
ドレスアップしてきてましたっけ。

ん・・・・

普段着でごめんなさい。

ドレスアップなんてこっぱずかしくて、できない。

「わたしを見て~」と、無言でアピールしているかのように
思ってしまう私は、ひねくれ者。

いやぁ、その人がそれで楽しくて、気持ちがいいなら、いいんですよ。

人がそうするのは大変結構だし、きれいなものはきれいなんです。

でも、わたしは恥しいと思ってしまう。

っていうか、単に自意識過剰なだけなんですけど。

去年の学年末にディスコナイトというのがありまして、子供たちが
放課後学校に集まって踊るイベントがあったのですが、
ジョナサンが制服で行くという。

わたしが「ちょっといい格好しなくちゃいけないんじゃないの?」
って言ったら「別に・・」というので信じたら

みんなドレスアップしていた。



ジョナサンともう1人の日本人とオーストラリア人のミックスの
男の子だけでした。制服なのは。

で、それはちょっと恥しかったのですが、驚いたことにお母さんたちも
ものすごく頑張ってドレスアップしてました。



親子そろって・・・

でも、わたしは居残るつもりはなかったので、ジョナサンを置いて
じゃ、また後でピックアップするからね・・といって帰ってきた。

アジア人はカジュアル派が多かったのですが、欧米系の顔立ちの
人々はすばらしかったです。

ONとOFFの使い分けをきちんとしている皆さんは、ほんとうに
すごいねと思ってしまいます。

空手の練習にお化粧ばっちりで来る女性もいますから、

わたしは頭が下がります。

身なりをきちんとしている人からしたら、わたしのような
存在を

「あんな格好で人前に出るなんて、恥しい~」

「お化粧もしないで来るなんて、恥しい~」

と噂しているかもしれませんね。

恥しさの基準も人それぞれですね。

オンとオフの基準も人それぞれですが、

オンでゴージャスに決めている人は、オフでも
きちんとしているんだな。

ノーメークは有り得ません。

きっとノーメークで颯爽と学校に登場する私をみて
かなりショックに思っている人もいるのかもしれません。

たとえ日本でも、わたしが会社などでこんなことをしたら

「女、捨ててるよね」

と陰口を叩かれているに違いありません。



海外にいて自分の基準とかが変わってしまうというのは
その基準が自分の中で絶対化されていないからなんだと
思います。

日本にいたときは「陰で色々言われるのが嫌だから・・」
という基準でしていただけに過ぎないんだと思います。

ここで私が無頓着なのは、素のわたしがそうであるからだと
いうのと、いまいちこの社会の暗黙の要求というものに、
鈍いからなんだろうなと思います。

ま、どうでもいいことなんですけれど。

 

署名

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