さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

秘書にするなら、アジア人女性がいい

2011年04月20日 15時57分52秒 | Web log
Rさんの話 その2

ある日、朝早くからRさんが大きな声で、Cさんのとこにやってきた

「Cさん、ちょっと助けてほしいんだけれど」

緊急で経費に関する書類を処理したいのだけれど、どういう手順でしたらいいかわからないということ。

で、ごにょごにょとCさんとRさんが話した後、

Cさん曰く「 通常、こういうことは 本人、あるいは所属部署のアシスタントがすることになっているんだけれど 」

Rさん 「 チームのアシスタントだった○○は 辞めたし、僕個人にはアシスタントいないしね。」

Cさん 「 今回だけは、わたしがやってあげてもいいわ  → I can do that for you ! 」

ここで、Cさんが言った I can do that for you というのは、緊急で依頼のあった仕事の処理を今回に限ってCさんが
してあげてもいいと言う意味なのですが

Rさんは、彼女のコメントに絶妙な突込みを入れてきた。

Rさん 「 え? 僕のアシスタントになりたいの ? いやぁ、それはこちらがお断りするよ。
僕がもしアシスタントを持つなら、アジア人の女性のほうがいいから。
だって、アジア人の女性のほうが扱いやすいしね。フアッ ハッ ハッ 」

ここで、周囲も笑いに誘い、場の緊張を和らげておりましたが

Cさんも 大人なので そこで 差別発言!! なんて怒ったりはしていませんでしたけど。

傍で、黙って仕事しながら2人の会話を聞いていた私

頭の中が 「 ?!?!?!?!?!?!?!?!?!? 」 でした。

これって人種差別的な発言だよね
Cさん傷ついただろうなぁ

わたしはアジア人ですから 「 アジアの女性を褒めてくれて、ありがとう 」ってな気持ちにもなりましたが
それでも Cさんの立場で聞いたら 爆弾発言であることは 間違いないわけで。

Cさん、気分を害しているだろうなぁと思って 顔を上げることはできませんでした。
(わたしも一応、アジア人の1人ですから)

黙って黙々と仕事し続けました。

Rさん 「 じゃ、よろしく頼むよ ! ありがとう 」

と声高々に立ち去っていきました。


その後、しばらくして

Cさんが Rさんのことを ぶつぶつ 文句言ってましたけれどね。

『 Rさん、うるさい。声大きい! それに フランス人って、小さいことを何でも大げさにするのよ!!! 』

Cさんのささやかな逆襲。

Rさんのように、表裏なく率直に生きていたら、敵も多いかもしれないけれど、少なくとも

本人のMindは常にクリアーだろうね、と思いました。 

そして

観察している分には 十分に 面白い人物であることには間違いありません 

署名

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