昨日は、介護士として介護施設のシフトに入りました。
看護師として働くよりも、より近くレジデントさんに接することができるので、
それもまた楽しいです。
シャワーで背中を洗ってあげたり、着替えを手伝ったり、おむつを
交換したり車椅子に移動する介助をしたり、お食事の介助をしたり...
体力勝負ですけど。
一度看護師としてシフトに入ったことのある施設だったので、
何人かのレジデントさんのことは記憶に残っていました。
でも前回いらした人が今回見当たらなくて...
もしかしたらお亡くなりになったのかもしれません(泣)
昨日は気難しいといわれている、BさんとTさんを担当しました。
Bさんのことは、前回来たときにちょっとだけ介助のお手伝いをしたので
覚えていました。
ほとんど会話をせず、出てくる言葉は「S word」
寝たきりなので、介護士が部屋に入ってくる以外は、一日中
ほとんど誰とも口をきいていないのかなという感じです。
本当に可哀想です。
Bさんが気難しいので近づきにくいというのもありますが、
Bさんにしてみたら、一日中ほったらかされて、オムツもおしっこ
いっぱいいっぱいになるまで換えてもらえないとか、言いたいことが
たくさんあると思います。
だから、介護士が来ると愚痴というか、怒りをぶつけたくなるのかな
とも思います。
介護する前に、彼の目線に合わせて「これからシャワーと着替えをしますよ!」
と声かけをしました。
前回に比べると表情が柔らかです。
そして、シャワーのときも声をかけました。
介助がスムーズにいって、最後に「じゃ、また後で来ますね」といったら
「どうもありがとう」と言ってくれました。
もうひとりはTさん。
軽度と思われる認知症
ひとり行動が多く、施設内をあちこち移動して、ぼーっと座っている
ことが多いです。
そして食事が過ぎるとほとんどの人はお部屋に戻って寝る準備をするのですが
Tさんは、いつもそれを拒否するそうです。
お部屋に行きますか?というと Not yetと言って、拒否。
しばらくして、もう一度訊ねると
OKと言ってくれたので、「やったー!今日はスムーズに行きそうだ。」
と思いつつ、ゆっくりお部屋に戻ろうとしたら
あるところで、立ち止まって、外を眺めてそこに置いているソファーに
腰をかけ始めました。
「お部屋に戻って寝る準備をするんですよ」と言ったら
「Not yet」と言って、また振り出しに戻りました。
もしかしたら、ついさっき同意してくれたことを忘れてしまったのかも
しれません。
ので「私は8時に帰らないといけないの。8時前にお部屋に戻ってくれたら
着替えのお手伝いや寝る支度をしてあげられるけど、そうじゃなかったら
お手伝いできないから...10分後に戻ってきますから、そのときに
一緒にお部屋に行きましょうね」
と言ったら、Tさん「OK」と応えてくれました。
7時にひとり帰り、8時にもうひとり帰った後はひとりの看護師ともうひとりの
介護士だけになってしまうので、スタッフとしては私が帰るまえにTさんの
寝る支度を終えてしまいたいというのが本音です。
夜勤スタッフがくるまで、2人で50人近いレジデントさんたちを見ることに
なるので緊急事態が発生したときのことを考えたら当然だと思います。
で、10分後に戻ったらTさん、快くお部屋に戻ってくれました。
着替えをして、おむつを交換すると大便で汚れています。
おむつかぶれのようにおしりが真っ赤で、触ると痛がります。
クリームをたっぷり塗って、早くよくなりますようにと願います。
レジデントさんたち一人ひとりがどのような人生を送ってきたのか
私にはわかりません。でも、ひとりひとりの人生はたとえそれが
どのようなものであっても尊いものだと思っています。
喜びや幸せを供なう思い出は、それ自体がその人の心の慰めや
支えになっているでしょう。
でも、長い人生、人に言えない苦労もあっただろうし、忘れられない
悲しみや心に傷を残すようなことも当然あっただろうと思います。
また、体の自由がきかなくなって、ひとり部屋に残されて一日を
過ごす孤独感は、今、レジデントさんの心に暗く、そして癒えない
悲しみをもたらしているかと思います。
介護士も、レジデントさんに寄り添いたいと思いながら、それでも
仕事をこなすことが精一杯だということは、介護士としても働いているので
よくわかります。
でも、人生の最期の時間、毎日一瞬でもいいから、レジデントさんが
暖かい気持ちをもつことができればと心から願います。
看護師として働くよりも、より近くレジデントさんに接することができるので、
それもまた楽しいです。
シャワーで背中を洗ってあげたり、着替えを手伝ったり、おむつを
交換したり車椅子に移動する介助をしたり、お食事の介助をしたり...
体力勝負ですけど。
一度看護師としてシフトに入ったことのある施設だったので、
何人かのレジデントさんのことは記憶に残っていました。
でも前回いらした人が今回見当たらなくて...
もしかしたらお亡くなりになったのかもしれません(泣)
昨日は気難しいといわれている、BさんとTさんを担当しました。
Bさんのことは、前回来たときにちょっとだけ介助のお手伝いをしたので
覚えていました。
ほとんど会話をせず、出てくる言葉は「S word」
寝たきりなので、介護士が部屋に入ってくる以外は、一日中
ほとんど誰とも口をきいていないのかなという感じです。
本当に可哀想です。
Bさんが気難しいので近づきにくいというのもありますが、
Bさんにしてみたら、一日中ほったらかされて、オムツもおしっこ
いっぱいいっぱいになるまで換えてもらえないとか、言いたいことが
たくさんあると思います。
だから、介護士が来ると愚痴というか、怒りをぶつけたくなるのかな
とも思います。
介護する前に、彼の目線に合わせて「これからシャワーと着替えをしますよ!」
と声かけをしました。
前回に比べると表情が柔らかです。
そして、シャワーのときも声をかけました。
介助がスムーズにいって、最後に「じゃ、また後で来ますね」といったら
「どうもありがとう」と言ってくれました。
もうひとりはTさん。
軽度と思われる認知症
ひとり行動が多く、施設内をあちこち移動して、ぼーっと座っている
ことが多いです。
そして食事が過ぎるとほとんどの人はお部屋に戻って寝る準備をするのですが
Tさんは、いつもそれを拒否するそうです。
お部屋に行きますか?というと Not yetと言って、拒否。
しばらくして、もう一度訊ねると
OKと言ってくれたので、「やったー!今日はスムーズに行きそうだ。」
と思いつつ、ゆっくりお部屋に戻ろうとしたら
あるところで、立ち止まって、外を眺めてそこに置いているソファーに
腰をかけ始めました。
「お部屋に戻って寝る準備をするんですよ」と言ったら
「Not yet」と言って、また振り出しに戻りました。
もしかしたら、ついさっき同意してくれたことを忘れてしまったのかも
しれません。
ので「私は8時に帰らないといけないの。8時前にお部屋に戻ってくれたら
着替えのお手伝いや寝る支度をしてあげられるけど、そうじゃなかったら
お手伝いできないから...10分後に戻ってきますから、そのときに
一緒にお部屋に行きましょうね」
と言ったら、Tさん「OK」と応えてくれました。
7時にひとり帰り、8時にもうひとり帰った後はひとりの看護師ともうひとりの
介護士だけになってしまうので、スタッフとしては私が帰るまえにTさんの
寝る支度を終えてしまいたいというのが本音です。
夜勤スタッフがくるまで、2人で50人近いレジデントさんたちを見ることに
なるので緊急事態が発生したときのことを考えたら当然だと思います。
で、10分後に戻ったらTさん、快くお部屋に戻ってくれました。
着替えをして、おむつを交換すると大便で汚れています。
おむつかぶれのようにおしりが真っ赤で、触ると痛がります。
クリームをたっぷり塗って、早くよくなりますようにと願います。
レジデントさんたち一人ひとりがどのような人生を送ってきたのか
私にはわかりません。でも、ひとりひとりの人生はたとえそれが
どのようなものであっても尊いものだと思っています。
喜びや幸せを供なう思い出は、それ自体がその人の心の慰めや
支えになっているでしょう。
でも、長い人生、人に言えない苦労もあっただろうし、忘れられない
悲しみや心に傷を残すようなことも当然あっただろうと思います。
また、体の自由がきかなくなって、ひとり部屋に残されて一日を
過ごす孤独感は、今、レジデントさんの心に暗く、そして癒えない
悲しみをもたらしているかと思います。
介護士も、レジデントさんに寄り添いたいと思いながら、それでも
仕事をこなすことが精一杯だということは、介護士としても働いているので
よくわかります。
でも、人生の最期の時間、毎日一瞬でもいいから、レジデントさんが
暖かい気持ちをもつことができればと心から願います。