さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

駐留米軍費用1881億円と宝くじ協会への360億円

2010年05月20日 09時45分34秒 | Web log
事業仕分け第2弾、後半戦がスタート。
で、数日前にニュースでも取り上げられていたけれど、宝くじ協会へ
年間流れている金額が360億円を越しているという話題。

ちょうどそのとき、普天間問題に関して軍事費を調べていたので
数字に敏感だった私。

2009年度の日本の軍事費は以下の通りでした。(Wikipedia 自衛隊より)

予算 4兆7741億円
(本体予算4兆7028億円+SACO経費112億円+米軍再編関係経費602億円)

ということで、本体予算とは自衛隊にかかわる全ての予算でして、
前にも書きましたが、調べると7割は人件費に使われているらしい。
それに、沖縄米軍関連の諸費用がプラスされて、この数字が軍事費
世界7位となっているわけです。

単純にみると、7割が人件費なら日本の軍事費は低いかもねと
思いますが、これとは別に、在日米軍にかかる費用(思いやい予算)
が『別に』予算化されてあって(アメリカは「Host Nation Support」
(駐留国受け入れ支援)と呼んでいるようですが)

思いやり予算の内訳は

在日米軍基地職員の労務費
基地内の光熱費・水道費、訓練移転費、施設建設費
など人件費以外のほとんどらしく、2010年今年の予算は
1881億円だそうです。

これは軍事費に入るのか?そうでないのか?
入るとしたら、日本が世界の7位というのは正しいのかしら?

で、思ったのは普天間飛行場が戦略上必要だと仮定した場合、
完全撤廃が無理ならば、この辺の費用をなんとか節約できない
ものなのか?

米軍撤退!撤退!と騒ぐ前に、この辺をもっと真剣に
切り込んだらどうなの?と思ったり。

これはちょっと古い情報ですが、2000年当時、日本に駐留する
米軍は約47000人で、それを上回る60000人が駐在していたドイツの、
米軍負担額は全体の26%だったそうで、75%も負担している日本は
ちょっと度が過ぎているということです。

第二次世界大戦では、ドイツは日本同様敗戦国なわけですから、
立場的には同じかと。

で、負担費用をここまで抑えているのだったら、日本もその辺を
強固に主張すべきかと。

ただ、日本周辺には、中国とか北朝鮮とか不安要素が大きいですから
状況的には軍事力が必要な地域ではありますから、単純にはいかない
かと思いますが。

また日本が負担している部分の不透明な使い道が明らかになってきている
わけですから。

この辺をどうして日本政府は放置しているのかが、問題なんじゃ
ないのかと思うわけです。

この辺をもっと丁寧にアメリカに訴えていく必要があると思うんですよ。

バブルのときと違って、お金を垂れ流しするほど、日本の経済状況が
いいとは、間違っても思えませんし。
IMFが先進国の中での日本の財政が最悪の状態になっていることを懸念して
消費税を上げろとまで言われてますしね。

しかし、思いやり予算の1881億円もすごいですが、宝くじ法人に流れる
360億円強のお金も負けじとすごいんじゃないですかねぇ。

仮に「米軍兵士は命をかけて日本を守ってくれている」ということで
1881億円の支出を正当化したとします。

で、1881億円の20%を占める360億円が宝くじ法人へ・・・ですよ?

別に命張っているわけでもないのに。
宝くじ法人に4万人の社員がいるわけでもないのに。

米軍に払う予算1881億円が問題なら、宝くじ法人への360億円は
考えようによっては、もっと異常なんではないかと思うのですが。

どうなんでしょうねぇ。


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