さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

ごあいさつ

ようこそ、いらっしゃいました。あゆと申します。
2005年に慢性膵炎を発症いたしました。
闘病記録に日々のあれこれ、趣味のこと。
たわごとに寝言、なんでもありの内容となっております。
時折現れる、さそりの毒にはご注意を。(^_-)-☆

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一般病棟編その1

2007年11月27日 09時20分23秒 | 重症急性膵炎
ERCPから8日目、ICUを出て、一般病棟に戻りました。

入ったのはナースステーション横の部屋。
個室希望だったけど、満室だったので、仕方なく。

安静度は「ベッドに座るまで」と言われたけど、座った途端クラクラしてバタリ。
座ってられません。(*_*)
お腹もまだまだ痛く、ICUから一緒に連れてきた(笑)、ボタンを押すとフェンタニルが自動的に注入されるというものを、お守りのように握り締めてました。
痛いと思ったら使ってください、と言われてたので、結構使ってましたね。

実はこの薬が医療用麻薬だと知ったのは、これから数日後のこととなります。

ちなみに、私がICUに行くまでに使っていた痛み止めは、最初はペンタジンだったそうです。
しかし、ペンタジンが全く効かず、またペンタジンは使いすぎると中毒になるため、途中から塩酸ペチジンというものに変わったそうです。
塩酸ペチジンも看護師さんが「これ、点滴で入れるんですか?」と聞いたほどの半端ではない量だったそう。

ペンタジンといえば、副作用もきついけどかなり強力なものです。
それが、効かなかったなんて(^^;)
さらに、その上の痛み止めを大量に使ってたなんて。(^^;)

本当に痛かったんだなぁ・・・としみじみ。

一般病棟に戻ってきて、少し落ち着いたので、自分でお腹を触ってみると、素人でもあちこち堅くなってるのがわかりました。
私の膵臓、どうなってしまったんだろう(・・;)

さて。
フサンの動注療法で500台までアミラーゼが下がってましたが、動注をやめた途端、リバウンドしてしまいました。

点滴がフサンではなくレミナロン(FOYのジェネリック)に戻った影響もあるのかな。

このフサンの動注療法ですが、難病情報センターの「重症急性膵炎」によると、フサンの動注療法が効果的なのは発症後48時間以内らしいです。
私はERCP後48時間以内にはICUにいたので、それで目に見えて良くなったのでしょう(^-^)
動注が遅れてたら、どうなってたか・・・(^^;)

また、この動注療法は保険適用外らしいです。
だから、早く保健所に!と言われたわけですね。


一般病棟に戻ってきた翌日の血液検査の異常値は以下の通りでした。

赤血球351↓(基準値370~490)
ヘモグロビン10.6↓(10.7~15)
ヘマトクリット31.6↓(33.4~44)
血小板37.4↑(14~36)

白血球像
好酸球14.1↑(1~5)
リンパ球16.9↓(24~48)

GOT112↑(8~35)
GPT227↑(5~43)
ALP407↑(104~338)
LDH272↑(106~211)
γーGTP266↑(5~50)

血糖値121↑(70~110)
CRP5.64(0~0.50)
アミラーゼ911↑(30~120)

異常値だらけ。
即入院です!と言われそうな数値です。
肝機能が悪いとは聞いていたけど、実際に数値で見てびっくり。
基準値の3~5倍ばかりです。

これは、おそらく抗生剤のせいだろう・・・と言われ戻ってきた翌日から抗生剤がかわりました。

でも、抗生剤が変わったら、吐き気が。

吐き気がしたら言ってくださいと言われてたので、訴えてみたところ
「肝機能が悪くならない抗生剤は少ないので、先生が吐き気が出たら吐き気どめを使って、この抗生剤でいって、と言われてます」
と言われてしまいました。

吐き気訴える意味ないじゃん~(笑)
抗生剤代えたら肝機能数値下がったのは事実なので、こう言われる気はしたのよね・・・。
でも、もう、吐きたくないんです。
一生分吐いたと思うんですけど(T_T)

だから、吐き気どめを早め早めに使ってるうち、段々新しい抗生剤にも慣れてきたようで吐き気はマシになっていきました。

吐き気とともに私を悩ませたもの。
それは、頭痛です。
一般病棟に戻ってきた日からしてましたが、二日目からひどくなってきました。
普段、頭痛と縁のない人なので、頭痛には耐性がないのです。
ガンガンガンガン
痛いですぅ(;_;)

夕方、主治医に訴えたら
「ストレス性の頭痛やな」とのことだったので
「先生っ、過度のストレスがかかってますっ。」
と言ってしまいました。(^-^ゞ
というのも
「ICUから一度も安眠できてないんです」

そしたら、左手に入ってた点滴を抜いてくれて、二時間おきだった夜の血圧測定もなくなり、さらに頭痛を押さえる効果と安定剤のような効果もある座薬を処方して下さりました。

この座薬を使ったら嘘のように頭痛が治まりました。
ナースステーション横にいたのは丸3日間。
この間に体調は目に見えて良くなり、血液検査も少しずつよくなっていきました。

一日目、座った途端バタリ
二日目、なんとか座れる
三日目、どんなに座ってても大丈夫

といった具合に。

三日目の夜、翌日の土曜に希望を出していた個室が空いたと聞かされました。
あ~ようやく自由になれる~(^o^)

ナースステーション横の部屋は看護師さんがバタバタ煩いし、何よりいい加減尿管と縁を切りたかった(笑)

というのも、膵炎が良くなるとともに、腸がきゅるきゅる鳴りはじめてたのです。
でも、ベッドの上ではできません(爆)

看護師さんに「個室に移ったら尿管抜いても大丈夫と違うかな?」と言われたので、個室に移ることになった当日、主治医に直訴しました。
「個室に移るんで尿管抜いてください!」
尿量をちゃんと測ること、という条件付きで許可がでて、やった~でした。

また、同じ日、主治医がお腹を触診すると、堅かった部分が殆んどなくなっていたみたいで
「良かった良かった」と主治医も本当に嬉しそうでした。
痛みもずいぶんマシになり、吐き気もなくなり、いい感じです(^^)

その後、個室に移って、無事尿管を抜いてもらい、立とうとしたら・・・立てない!!
10日間寝てたら立てなくなるんですね。
びっくり(@_@)

でも、「クララが立った~」とか言いながら(笑)、何度か立つ練習をしていたら、ヨロヨロながら、立てるようになりました。

この土日は友達もお見舞いにきてくれて、私の元気さにびっくりしてました。
・・・が、ホッとしたのもつかの間、院内感染?で風邪をひいてしまったのです。
一進一退とは、このことかしら(*_*)