さそりのらびりんす~たわごと~

慢性膵炎持ちのあゆが気ままに書く、たわごと日記です。

紹介状なしの大病院受診、初診料を患者の全額負担案

2014年05月09日 15時09分35秒 | 医療・健康
朝日新聞の記事より。

以下、貼り付け。

↓ ↓ ↓

厚生労働省は、
紹介状を持たずに大病院を受診した患者に新たな負担金を求める制度を、
2016年4月をめどに導入する方針を固めた。
初診時には現在の初診料にあたる2820円を、
再診時には再診料720円を、
それぞれ患者に全額負担してもらう案を軸に検討する。
軽症で大病院に行く患者を減らし、
医師が高度な治療に専念しやすくするねらいだ。
年内に具体案を固め、来年の通常国会での法改正をめざす。

一般病床の数が400以上の病院では、
紹介状を持たない患者が外来の8割を占める。
患者が集まる大病院は多忙で、
本来の役割である重症患者の治療に医師が専念しにくくなる。
紹介状なしの患者に上乗せで負担を求めるのは、受診のハードルを上げ、
こうした状況を改善するためだ。

厚労省は近く審議会で具体案の議論を始める。
検討の軸とするのが、初・再診料分の金額を患者に負担してもらう案。
今は初診料が2820円、再診料は720円だが、
公的な医療保険が適用され、患者の負担は3~1割で済む。
これを診療報酬とは別の料金にし、10割分を自己負担にする。

**********************

既に初診時選定療養費を取り入れている病院も少なくないので
この制度が導入されても金額に差はないのかもしれませんが。。。
(もしや全額負担+初診時選定療養費とかになる??)
私の通っている病院でも患者が多くて
Dr.たちが疲弊しているのも事実です。
がんであっても治療が終わったらクリニックに逆紹介されることになっていますし、
大病院は大病院でしかできない治療をするという方針になっています。
が、厚労省の「かかりつけ医制度」は医師のレベルが一定という
ありえない基準のもとに作られています。
開業医にもオイオイなDr.は少なくありませんし、
その一方で勤務医にもヤブは存在します。
膵炎を胃腸炎と誤診されたというのは珍しくない話。
かかりつけ医があらゆる種類の病気を診られるのか?
当日に検査結果の出ないクリニックで増悪を確実に発見できるのか?
などなどの問題がありそうです。
勤務医の負担を減らすという大義名分のもとに
開業医を儲けさせるための方策な気もします。

もっとも、うちの姉に言わせたら
『厚労省は一刻も早く国民に死んでもらいたいんや。』
らしいですけどね。
医療費で国がつぶれる前にね。

今、国の歳入と社会保障費はほぼ同額だそうです。
給料の全部が医療費に使われているのと同じで
これは異常事態です。
過剰な医療がなされているのも事実だろうとは思います。
今後、社会保障切り詰めていくのは流れになるのは避けられません。
自分の身は自分で守るために
正しいかかりつけ医を見つけることが必要になってきそうです。
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10 コメント

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私も読みました。 (rinko)
2014-05-09 16:06:14
あゆさん、こんにちは~(^^♪

この辺では、県病院が、初診料高くとっています。
仰るように、かかりつけと言っても、膵炎をわかってくれる所は少ないと思います。
検査はよその病院に行かされたり、血液検査も次の日じゃないと出なかったりで、いろいろ大変です。
快く紹介状を書いてくれる医師ならいいですが、渋る人もいるかもしれません。
お姉さまの意見が当たってるかもしれませんね。
お互いいい先生にめくり会えて良かったですね。
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Unknown (きらきら星)
2014-05-09 17:06:13
私の急性膵炎を見つけてくれたのは開業医の翁先生でした。
小学校の頃からの腹痛でずっと診てもらってたので、
痛み方がいつもと違い普通じゃないと感じて膵酵素を調べたそうです。
ずっと掛かっていたから翁先生も分かったのでしょうね。
たぶん初診で来た方だったら・・・見落とされるかもしれませんね。
お姉様の言葉を見て、麻生元首相が高齢者の方に冷たく言った言葉を思い出しました。^^;
政治家は国を良い方向に導くための勉強をしてるのに
何でこんな財政状況になったのでしょうね。
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このような病院が増えてほしいです。 (masamikeitas)
2014-05-09 17:42:31
あゆさん、こんばんわ。

厚生労働省の方針で患者さんを振り回してほしくないです。
医者を儲けさせるために健康基準を厳しくしたり、医療費がかかりすぎて国の財政を圧迫すると、健康基準を緩くしたりと。

選挙違反で問題になっている徳洲会病院の創始者は、「生命だけは平等だ」「生命を安心して預けられる病院」「健康と生活を守る病院」また、24時間、一年365日オープンしている病院をモットーにして、地域の医療に大いに貢献しているそうです。
私はまだ通院したことがないですが、この病院が発展したのは、患者さんの需要が高かったからだと思います。
このような病院が増えてほしいです。(実態は申し訳ないですがよく知りません)
返信する
Unknown (sora)
2014-05-10 19:58:59
開業医の診断ミスで、苦い思いをしているので
やはり大きな病院を選択したくなります。
そんな開業医にめぐり合える確立は、非常に低いでしょうね
言い方が悪いですが、必要性のない検査を受けさせられて
儲け主義みたいな開業医もいます。
ますます弱者が生き難い、社会になってしまいました。
しかし、国の財政を医療費が逼迫しているのも事実ですし
なかなか難しい問題です。
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Unknown (あき)
2014-05-10 20:54:03
大病院がその方針なら、やはりかかりつけ(個人病院
)を決める際の決断、評判も大事になってきますね。開業医のかけもちもしたりするべきなのかな?私は東北にいながら、東海大出の開業医をかかりつけ医として通院しています、開業医者同士のネットワークもあったりしますよね。すい臓というのを得意としない医者もいますしね。
返信する
rinkoさん (あゆ)
2014-05-11 16:22:24
今のかかりつけ医は膵炎をすぐに見つけてくれましたが
それ以前に通っていた内科は胆石すら見つけてもらえませんでした。
検査がすぐに出来ない規模の病院は心配がありますよね。
それに膵炎は落ち着いていてもいつ痛くなるかわかりませんので
救急にいって大金を取られるのも大変です。
厚労省は大病院から外来をなくしたいという意向が
もとにあるようです。
(これはさすがに無理で実現できていないようですが。)
いつまで大病院で診てもらえるかどうかもわからないなあ・・・と考えたりもしますね。
返信する
きらきら星さん (あゆ)
2014-05-11 16:26:29
開業医にも素晴らしいDr.はいらっしゃいますよね。
急性膵炎だと一刻を争うので
検査に時間のかかるクリニックだと
間に合わない可能性も出てきますよね。
麻生元総理の言葉が国の本音だと思います。(^^;;
実際、回復の見込みのない患者に国のお金で胃瘻を設置しているのは日本だけらしいです。
今後は混合診療が入っていて
お金のある人しか医療を受けられないという方向に変わるのかもしれませんね・・・。
返信する
masamikeitasさん (あゆ)
2014-05-11 16:30:12
厚労省がすることは自分たちの私腹を肥やすこと
が基本なようです。
海堂尊さんの本を読むと厚労省のことがボロクソに書かれています。
介護保険を導入したのも天下り先を増やすためだけだったとか。
健康診断の基準を甘くしたのも、
美味しいことが背景にあったのではないでしょうかね。
徳洲会はしていることは本当に素晴らしかったらしいですよ。
ただ、政治家と繋がりがなければ理想を実現することすらできない
というのが今の日本という国なのだと思います。
残念ですね。
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soraさん (あゆ)
2014-05-11 16:33:07
私も以前は胆石を診断して貰えなかったことがあります。
力のある勤務医の先生が開業したての頃ならともかく
開業して年月を経ると難しい病気を診ることも減り
能力も落ちていくのではないかな・・・と思いますね。
今の医療制度は点数を積み重ねていくものなので
良心的な医者ほどもうからなくなっています。
日本の医療で一番問題なのはやはり老人医療のようです。
どこまで医療をするのかというのが、
今後の課題になってくるでしょうね。
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あきさん (あゆ)
2014-05-11 16:35:56
かかりつけ医の開業医の選択は大切ですね。
時には内科でも使い分ける必要があるのかな?と思います。
呼吸器ならこちら、循環器ならこちら・・・という風に。
整形外科などは入院施設のある小さな病院に
かかりつけを持つ必要がありそうです。
また、大病院へのパイプのあるDr.のほうがいいかもしれませんね。
自分の身体のことですから人任せにせずに
自分で見極める必要が出てきそうです。
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