まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

大ラジカセ展

2016-12-17 21:40:56 | 家電・道具

池袋パルコで『大ラジカセ展』が開催中だ。
日本随一のラジカセ収集家松崎順一氏のセレクトによるおよそ100台のヴィンテージラジカセが展示されている。ラジカセは日本で誕生した合体家電である。
原宿・ホコ天の路上パーフォーマンス、ニューヨークではヒップホップ文化の象徴となった。その他当時の雑誌や様々なカセット、ミュージックテープなども展示されていて、飽きがこないイベントである。 

どれもカッコいい

アナログのメーターがカッコ良かった。

メカニカルな操作系のデザインがたまらない。

東芝製の未来的デザインのラジカセ

1968年に誕生した世界初のラジカセ。今は無きアイワ製。

 


DAT

2014-04-13 12:47:21 | 家電・道具

みなさんはDATというオーディオテープの規格をご存じだろうか?
1989年にアイワが最初に商品化した高音質のデジタルオーディオ機器である。CDを上回るスペックを誇ったが、利便性の悪いテープメディアだったため、その後発表されたMDに押され余り普及しなかった。利便性はカセットテープと比べても悪く、A面B面がなく、聴き終えると最初までテープを戻す必要があった。しかし、カセットテープに比べて音質は格段によく、CDからは一世代のみデジタルtoデジタルの録音が可能であった。
まだCDレコーダーがない時代だったので、レンタルしたCDをデジタルのまま保存できるDATは当時重宝した。
先日、20年使ったソニーのDATデッキが故障した。すでにDATのハードは2005年に生産を終了している。今ではCDレコーダーがあるため、もうDATでの録音はほとんどしていない。録音済みテープはそれなりの量はあるが、DATウォークマンがまだ作動するので、デッキは廃棄することにした。
カセットも、かなり前にデッキは廃棄処分にした。カセットウォークマンで再生できる環境はあるけど、ほとんど聴いてない。
そういえば、CDレコーダーもパソコンでのCDのコピーが可能なため、あまり活躍しているとは言い難い。
音楽がアナログからデジタルになってから、ダビングという概念はいつしかコピーという概念に変わってしまったように思う。
昔、携帯音楽プレーヤーはカセットが主流で、レコードからいかに高音質で録音するかは非常に大切な要素だった。カセットデッキにはみんなそれなりの投資をしていたと思う。
DATが最初に家に届いた時はとってもワクワクした。カセットへのダビングはどうしても音質低下が避けられない。高音質のままダビングできる環境は夢のようだった。
今ではパソコンで簡単にデジタルコピーが可能である。
時代がDATを必要としなくなった。ひっそりと役目を終え、また一台がその生涯を終えることになった。
良質な音で音楽を僕に聴かせてくれた、今までありがとう。


マグネシウム空気電池

2013-08-03 23:32:20 | 家電・道具
年内にも画期的なスマホ用充電池が発売されるそうである。
現在スマホやパソコンなどに使われている充電池はリチウムイオン電池。ソニーがビデオカメラなどの用途に開発したものである。当初は容量も大きく、それ以前のニッケル水素電池などに比べるとメモリー効果などもなく優れた充電池であった。
たが、機器の多機能化が進み、スマホなどは一日ももたない場合もある。
年内に発売される新しい充電池はスマホでも1ヶ月くらいはもつという。
充電池の名はマグネシウム空気電池。東京工業大学の矢部孝教授が開発した。
ところが、この画期的な充電池は日本のメーカーではなく海外メーカーから発売されるという。まだまだ日本では、過去に例のないことに手を出すことをリスクとして捉える風潮があるのだろう。
大容量の充電池は、キーパーツとされ、早期の登場が望まれている。スマホなどの電子機器を初め、ハイブリッドカーや電気自動車、将来的には自然エネルギーを貯めたり、人類にとって最重要技術の一つであると言える。
このマグネシウム空気電池はせっかく日本発の技術なのに、日本のメーカーが先鞭をつけなかったことは非常に残念である。
だが、このマグネシウムは、充電池以外にもエネルギー問題を一気に解決する可能性を秘めている。マグネシウムは海水に1800兆トンも存在し、現在の火力発電所で燃やすことが可能だそうである。二酸化炭素も発生させない。しかも、太陽光レーザーを使い、酸化したマグネシウムを再び燃やせるマグネシウムに還元することができる。核融合より現実的だという。
現在、マグネシウムは主に中国で生産されているが、淡水化プラントにより、副産物としてマグネシウムの製造が可能だという。
今後のエネルギー問題の鍵の一つになることは間違いなさそうである。


20年選手

2013-03-02 21:37:33 | 家電・道具


ちょうど20年目になった腕時計を初めてオーバーホールに出した。
数分止まることがたびたびあり、流石に手入れが必要だと思った。
当時は珍しかった軽い素材のチタンを使用した腕時計。腕につけると、しっくりと馴染んで、なかなか気に入った。
それ以来、20年、一度も故障することなく、ずっと時を刻んでくれた。
買い替えようかと思ったけど、とても愛着がある。
時計をオーバーホールに出すと、一か月ほど戻って来ない。別の時計を付けていると、どうしても腕を意識してしまう。それほど、20年付き合った時計は腕に馴染んでいたのだと思う。
オーバーホールから戻ってきた腕時計を付けると、もう体の一部になっているような感がある。
ところが、何日かすると、また数分遅れていることがあった。
治ってなかったのだろうか? それとも、もう寿命なのだろうか?
再び時計ショップに持ち込むと、店員から意外なことを言われた。
時計が磁気を帯びています。磁石などに近づけたことはありませんか? 
半年ほど前にバッグを買い替え、それには磁石がついている。かなり強力である。
電車で腰かけたとき、膝の上のバッグに手を置くと、ちょうど腕時計が磁石に接触する。
時計がときどき止まるようになったのは、このせいかもしれない。
店員の話だと、5センチ以上離すと影響は受けないとのこと。
注意するようにした。
まだまだ、この相棒には頑張ってもらおうと思う。



もう1つの20年選手、ソニーのポケットラジオ。
毎朝、通勤の電車の中ではラジオを聴く。
聴かない人は全く聴かないが、僕はラジオが好きである。朝はゆっくり新聞を読む時間がないので、ラジオは貴重な情報源である。
シーズン中は帰りの電車の中で野球中継を聴く。
古くなったので別の新しいラジオを買ったこともあるが、感度はこのラジオの方がよかった。
毎日使用したので、かなり年季が入っているが、今でも現役で活躍する。


いままでよく働いてくれたと思う。これからも頼むよ。
20年選手に感謝!


浄水器

2012-07-04 18:41:52 | 家電・道具

我が家では、特に食へのこだわりはないけれど、水だけは美味しいのを飲みたいと考えている。
ミネラルウォーターを買い続けるのは大変なので、浄水器を利用している。
20年ほど前にアメリカ製の少し大きなものを購入。
蛇口直結タイプのものが便利だけど、フィルター性能のいい大型を選んだ。
今は10年ほど前に買い替えたやはりアメリカ製のものを使用している。
初めて浄水器の水を飲んだとき、水は無味無臭なんだと改めて感じた。
僕がそれまで水の味だと思っていたのは実は塩素の味だった。
浄水器の水で作った氷を食べると、とても美味しい。
毎晩、デザート代わりに口に入れていた。
日本の水道水は、法律で塩素の量が決められていて、全国どこでも塩素が一定量以上含まれている。
塩素を摂り続けることは身体によくないし、野菜や米を塩素を含んだ水で洗うと、ビタミンが失われるそうである。
よく、水道水を沸騰させて飲めば安全だと考えている人がいるが、トリハロメタンという発癌性物質は、温度が上がると化学反応が進み、かえって量が増えてしまうこともある。
日本の水道水は世界一美味しくて、安全だと言われている。
その通りだと思うが、塩素の害については意外に知られてないように思う。
もしかしたら、塩素の害はたいしたことはないのかもしれないけど、やっぱり美味しい水を飲みたい。
夏、浄水器で作った麦茶は最高です。