甘い物などカロリーの高い食べ物を食べると『罪悪感』があるという表現を使う人がいる。だけど、僕はこの表現に違和感がある。
食べた人に喜んで貰おうと一生懸命に作った人はこの言葉を聞けばさぞがっかりすると思う。
ダイエットや健康のために、甘い物やカロリーの高い物を控えるというのは理解できる。だが、それとこれとは話が別。普段甘い物やカロリーの高いものを控えている人も食べるときは生産者に感謝して美味しくいただくのがいいのではないだろうか。罪悪感を感じるのなら最初から食べなければいい。
先日、仕事関係の方と話をしていた。
その方は、近くのコンビニの店員が、会計時にレジ横の商品を追加で勧めてくるのが嫌で、最近はわざわざ遠くのコンビニで買い物をしていると言う。
コンビニではそういう店員にはあまりお目にかからない。コンビニの店員は客と必要以上に会話をしないことがマニュアル化されているようである。 実は僕は当初そんなコンビニに少し物足りなさを感じた。
商売なのだから、追加で商品を勧めるのはむしろ当然だと考えたのである。僕が店員なら売り上げを伸ばすために、お弁当を買ったお客に対し「ご一緒におでんもいかがですか」などと話すことはむしろ当然のことだと思う。
僕自身、ほとんどは断ることになるが、勧められて追加購入してしまうことはあるかもしれないと思う。買い物をしてから、何か物足りなさを感じ、他に何か買おうかどうか迷った挙句、何となく買わないでレジに並んでしまった時などは、勧められれば追加購入してしまいそうである。
僕は店員が追加購入を勧めてくることに特に苦痛は感じない。要らなければ断ればいいだけだし、追加注文して満足感が増える可能性もある。
だが、その方は余計なお世話だと考えるばかりか、むしろ苦痛と感じたようである。
コンビニはそんな客が多いことをリサーチしており、追加購入のお勧めはあまりしないことにしているのかもしれない。