まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

座りしょん

2014-06-29 17:27:44 | コラム

男性が座って小便をする座りしょんが増えているという。

主に自宅のトイレでのことである。公衆トイレは小用が用意されているので、わざわざ個室で座って小をする人は少ないのではないかと思う。

主婦は男性の座りしょんを支持している人が多い。ハネ防止が主な理由である。

水たまりに液体がぶつかると、下にある液体ではなく、ほとんどはぶつかった方が飛び散るそうである。つぶ状の液体が飛び散っていることもある。

また、目に見えなくてもミスト状になった液体が飛び散り、壁の黄ばみなどの原因になることもあるという。汚れだけではなく、室内にミストが存在するのは不衛生であると言えるかもしれない。

その他の賛成意見としては、便座を上げっぱなしにされるのがイヤという意見がある。

男性の多くは上げっぱなしにしたまま個室を出る。女性は上げることはないので、使用する場合はいちいち下げなければならない。

男性の賛成意見として、スマホをやりながら用を足したいというのもある。短い時間だが、そこまでスマホの時間を確保したいのだろうか…

一方の反対意見。

多いのはいちいちズボンを下げて座るのは面倒だという意見。時間がない時はちょっと億劫になる。

男らしく堂々としたいという意見もある。座って小便などやってられないという考えだろう。

主婦としては、公衆トイレではともかく、自宅では座りしょんをしてほしいというのが本音だと思う。

男性は、面倒だと思うがトイレ掃除の多くは主婦が担当しており、その立場を考えると主婦の主張は最もかもしれない。

座りしょん、試したことはあるが、やはり面倒である。

男性でも座りしょんが普及したのには、トイレの洋式化が背景にあると思う。和式で座りしょんをする男性はいないのではないだろうか。

自宅はもちろん、公衆トイレでも最近はほとんどが洋式になった。

男性が立ってするか、座ってするか、どうでもいい問題かもしれないが、公衆トイレで周りにこぼすようなマナーの悪い人が多いのには閉口する。

綺麗に使う。大切なのはそこである。


ファルマン通り

2014-06-22 18:05:35 | コラム

20年前、所沢にあるこの通りは道路の両側に屋根の付いた小汚い商店街だった。

昭和の臭いが色濃く残り、路地を入ると、ずっと以前からほとんど変わらないであろう街並みが目に飛び込んできた。

やがてこの通りの一角にタワーマンションが建てられ、あれよあれよという間に近代的な街並みに変貌した。

今なお所々に昔の面影を残す一角が残されてはいるが、おしゃれな通りに姿を変えている。

ファルマン通りとはフランス人のアンリ・ファルマンから名付けられた。

航空機発祥の地として知られる所沢で最初に飛んだ飛行機は彼が作ったアンリ・ファルマン号だった。

駅前の商店街、プロぺ通りを抜けると、ファルマン通りとなる。

20年ぶりに所沢を訪れた人は恐らく驚くに違いない。

埼玉では川口も多くのタワーマンションが立ち並ぶが、所沢も負けてない。

所沢の隠れた名物であるたまり漬けやだんごもこの通りで買うことが出来る。

所沢駅から西所沢駅まで、ぶらっと歩く。なかなかいい散歩道である。


保護帽

2014-06-08 17:22:08 | 社会問題

義兄が住む高崎の知的障害者施設の寮の保護者懇談会へ行って来た。

20ほどの寮がある国立の施設で、一つの寮には20人ほどが入居し、10人ほどの職員が働いている。

寮では高齢化が進み、義兄は50を超えているが寮では最年少である。

この1年の間に2人の寮者がお亡くなりになっていた。

高齢化が進むにつれ施設内での安全も課題である。

その一つが転倒

健常者に比べ運動能力が低下している寮者も多い。

寮の職員は、転倒防止のために保護帽を用意し、必要に応じて装着する。

保護者懇談会で、この問題が取り上げられていた。

義兄が入居する寮でも何人かがこの保護帽を装着している。

ところが、この保護帽は拘束に当たる場合があると言う。

自分で取り外しができる場合は拘束に当たらないが、自分で取り外しが出来ない場合は拘束に該当し、保護者の同意書が必要だと言う。

義兄にはまだ必要としないが、いつ必要になるかわからない。

緊急避難的に装着する場合はともかく、毎日のように装着する場合は人権問題になるそうである。

同じ理由で車いすの安全ベルトも自身で取り外しができない場合は拘束に当たり、保護者の同意書が必要だと言う。

安全のために装着しているのだから構わないと思うのだが、職員はこんな細かいことにまで気を配らないといけないのだなと思う。

人権も大切だが、命はもっと大切なはずである。

細かい手続き論にこだわる必要はないと思うが、職員としてはその手続きを無視するわけにはいかない。

大切なのは保護者と職員の信頼関係である。

 

 


健康寿命日本一

2014-06-01 14:06:10 | 雑学

先日厚生労働省が発表した健康寿命が2010年時点で最も長いのは男女とも浜松市で、最も短いのは男性が大阪市、女性は堺市だった。

健康寿命とは、生活に支障なく暮らせる期間を言う。寝たきりや認知症になるまでの年齢の平均の事である。

浜松は僕の実家がある。父母とも70をとうに過ぎているがまだ元気に暮らしている。

厚労省ではその理由については述べていないが、浜松は気候が温暖で食べ物も美味い。

比較的経済的に豊かで市民の性格は温和である。

また、聖隷病院を始め、医療機関が充実していることも無関係ではないと思う。

関西出身の父は転勤で浜松に来て以来、この街が気に入ってしまい、生涯住む地に選んだ。

大阪の健康寿命が最下位なことを考えると英断だったと言える。

厚労省では平均寿命と健康寿命の差を縮めることを目標にしていると言う。

元気で長生き、それは誰もが望む事。それには浜松市民の生活を参考にしてほしい。

大阪とはどこが違うのか。案外そんなことが高齢化社会解決の糸口になるのではないだろうか。