今週発売された『週刊現代』と『週刊ポスト』
同じ福島第一原発を特集として取り上げているが、まったく正反対の見解なので紹介する。
まずは『週刊現代』
タイトルは『福島第一原発、隠された真実』『風評被害より怖い、この現実 体内被曝は始まっている』と題し、数十ページにもわたる大特集を展開。新聞・テレビもあてにはならなくて、福島原発の事故は実はかなり恐ろしいという内容。
政府から突然業界団体にフード付きナイロン製のレインコート200万着を急遽用意できないかという依頼があったというミステリアスなイントロから入る。
それは避難している避難民や現地の作業員を放射能を含んだ雨から身を守るために必要なもので、使い捨てで使用するため、数から推測するとかなり長期にわたって放射能対策が必要なことが推測できる。
ボランティア団体の代表の原発から30キロの地点での体験談を披露。自衛官が避難所の避難民に「上から避難命令が出たのでわれわれは退避します」と話したエピソードをスリリングに紹介し、福島第一原発の3号機は実は再臨界寸前だったと結論づけている。
誌面では臨界事故があった茨城県東海村の現状などを紹介し、いずれ「死の灰」は東京以西にも降り注ぎ、安全な被曝なんてありえないと書かれてある。
セシウム137が広範囲で検出されたとセンセーショナルに書かれている割りにはセシウム137は無害であることには触れられてない。
一方『週刊ポスト』
こちらは『放射能と人体、本当の話』と題した記事。
「放射線」「放射能」「放射性物質」の違いから説明し、「ベクレル」「シーベルト」の単位の説明や、発表された食品や水道水の被曝量が人体に対してどれくらいのレベルなのかを「急性障害」と「晩発障害」にも触れながら判りやすく解説している。
結論として、今のところ、今回の原発事故により、一般市民に重大な健康被害が生じる可能性は低いという趣旨だ。
原発に残った決死隊より宇宙飛行士の方が被曝量が多いというようなことも紹介されていた。
二つを比べてみると『週刊ポスト』の方が信憑性が高いと感じる。
でも、記事として面白いのは、圧倒的に『週刊現代』
編集部の総力を結集した力作で、サスペンスチックな内容には引き込まれる。
福島第一原発で復旧作業に当たられている方々には心から敬意を表します。
同じ福島第一原発を特集として取り上げているが、まったく正反対の見解なので紹介する。
まずは『週刊現代』
タイトルは『福島第一原発、隠された真実』『風評被害より怖い、この現実 体内被曝は始まっている』と題し、数十ページにもわたる大特集を展開。新聞・テレビもあてにはならなくて、福島原発の事故は実はかなり恐ろしいという内容。
政府から突然業界団体にフード付きナイロン製のレインコート200万着を急遽用意できないかという依頼があったというミステリアスなイントロから入る。
それは避難している避難民や現地の作業員を放射能を含んだ雨から身を守るために必要なもので、使い捨てで使用するため、数から推測するとかなり長期にわたって放射能対策が必要なことが推測できる。
ボランティア団体の代表の原発から30キロの地点での体験談を披露。自衛官が避難所の避難民に「上から避難命令が出たのでわれわれは退避します」と話したエピソードをスリリングに紹介し、福島第一原発の3号機は実は再臨界寸前だったと結論づけている。
誌面では臨界事故があった茨城県東海村の現状などを紹介し、いずれ「死の灰」は東京以西にも降り注ぎ、安全な被曝なんてありえないと書かれてある。
セシウム137が広範囲で検出されたとセンセーショナルに書かれている割りにはセシウム137は無害であることには触れられてない。
一方『週刊ポスト』
こちらは『放射能と人体、本当の話』と題した記事。
「放射線」「放射能」「放射性物質」の違いから説明し、「ベクレル」「シーベルト」の単位の説明や、発表された食品や水道水の被曝量が人体に対してどれくらいのレベルなのかを「急性障害」と「晩発障害」にも触れながら判りやすく解説している。
結論として、今のところ、今回の原発事故により、一般市民に重大な健康被害が生じる可能性は低いという趣旨だ。
原発に残った決死隊より宇宙飛行士の方が被曝量が多いというようなことも紹介されていた。
二つを比べてみると『週刊ポスト』の方が信憑性が高いと感じる。
でも、記事として面白いのは、圧倒的に『週刊現代』
編集部の総力を結集した力作で、サスペンスチックな内容には引き込まれる。
福島第一原発で復旧作業に当たられている方々には心から敬意を表します。