まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

PEARL PIERCE

2013-09-26 22:41:41 | 音楽

今でも、ユーミンを時々聴く。


ユーミンを一番聴いたのは大学のとき。
当時、女心がわからなくて(今でも分からないが)、ユーミンの歌はほんとうに勉強になった。
大学の時に買って聴いたアルバム『PEARL PIERCE』が今でも一番好きなアルバムである。
その中の『真珠のピアス』は特に印象に残っている歌だ。


彼氏に新しい彼女が出来て、別れを予感した今の彼女が、いたずらをして、最後の夜に真珠のピアスの片方を彼のベッドの下に隠す。
新しい彼女ともうすぐ引越しをすることになっている彼氏が、引越しの時に新しい彼女とそのピアスを見つけることを期待して・・・
そんな小さな復讐の気持ちを描いた詩だ。


でも、男はこういう発想は出来ない。
この歌を聴いて、女性はこういう発想をするんだなと思った。


若い頃に聴いた歌は、そのときどきの自分自身の出来事とリンクしていることが多く、歌を聴いた頃の背景の自分と重ね合わせて聴いてしまう。


曲そのものより、人生の節目でその曲が流れていたことが印象に残っている。


台風一過

2013-09-16 22:14:43 | 写真

日本列島を直撃し、多大な被害をもたらした18号
でも、過ぎ去ったあとは空気を綺麗にし、年に何回も見られないようなきれいな夕焼けを残してくれました。
こんな風景を楽しめるのはほんの短い時間
明日いいことがありますように…




O子の選択

2013-09-11 12:15:10 | 時事問題

T助とI太、それにM男の3人がO子を口説くため、必死に自分の部屋へ誘っていた。


M男「僕の親父は君の恩人だった人だ、君は僕の部屋へ来るべきだ」
O子「それは関係ないわ、それに、あなた財政難じゃない」
M男「金はなくても、君をもてなす部屋はずいぶん前から整理されている」
I太「O子、君はM男やT助の所へはすでに行っているだろ、僕の部屋は初めてだから、僕の部屋へ来るべきだ」
O子「あら、I太くん、あなたの家のお隣さん、ずいぶん騒がしいじゃない」
I太「大丈夫、君が来るまでには収まるよ」
T助「O子、僕は君をもてなすために大金を用意した、僕の部屋へおいでよ」
O子「あら、あなたの部屋は狭いわね」
T助「そこがいいんだよ」
O子「それに、あなたの家のトイレから汚染水が漏れているって話じゃない」
T助「大丈夫、あれは海に流してるから」
O子「匂いもしない?」
J助「もちろん、君が来る部屋は安心だよ」


果たしてO子に選ばれたT助。
でも、トイレの修理はちゃんとしようね。


一度やってみたいこと

2013-09-08 14:11:32 | コラム

避雷針を発明したベンジャミン・フランクリンは、冷たいシーツの感触が好きで、いくつものベッドを円形に並べておき、シーツが温まると、次のベッドに移っていた。
寝付くまでそれを繰り返していたそうである。
真冬以外、僕も冷たいシーツの感触は好きなので、一度やってみたいと思っている。
広い部屋にベッドをいくつも並べる必要があるので、実現は難しいが…

 

夕食が並べられたちゃぶ台をひっくり返す。

やってみれば気持ちがいいと思うが、きっと掃除をやる羽目になるだろうし、恐らく夕食にはありつけない。

星一徹はちゃぶ台をひっくり返した後夕食にありつけたのだろうか…
もしかしたらその夜は飛雄馬といっしょに腹を空かせて寝ていたのかもしれない。


アメリカ映画に出てくるようなカーチェイス
やってみたいけど、かなりの運転テクニックと幸運がなければ無理だと思う。
たとえば、高速を逆走してのカーチェイス。
よほど空いてなければ9割がた事故だろうな~。
一般道でのカーチェイス
すぐに渋滞に引っかかって、車を降りて走って追いかけられて、アウト。
う~ん、日本でのカーチェイスは原理的に無理だ…


ラストイニング

2013-09-01 21:24:22 | 書評

『ラストイニング』は、原作神尾龍、作画は『奈緒子』の中原裕による高校野球を描いた漫画。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載中。
現在は39巻まで単行本が出ている。

高校野球漫画といっても、これまでのものとは一線を画す。

主人公は高校生ではなく、監督。しかも高校野球にふさわしくないダーティーな監督であるところが興味深い。
インチキセールスマンの鳩ヶ谷圭輔は勤めている会社が薬事法違反及び詐欺容疑で取り調べを受ける。鳩ヶ谷は社長に罪を擦り付けられ、逮捕されて身柄を拘束される。
保釈金を払ってくれたのは鳩ヶ谷がかつて野球部の時、その顧問をしていた現彩珠学院高校の校長、狭山であった。
狭山は保釈金の引換条件として、鳩ヶ谷に野球部の監督を依頼する。
鳩ヶ谷は彩学の捕手として13年前、甲子園の県予選準々決勝に出場した。そのとき、鳩ヶ谷の高校生らしからぬ行為に反感を持った審判の意図的な誤審に腹を立て思い切り殴りつけてしまった過去があった。
彩学は経営難に陥っており、野球部は廃部が決定されていた。野球部は甲子園、県予選の初戦で敗退するような弱小チームである。だが、校長の狭山は甲子園出場を条件に廃部の延期を学校側に約束させる。残された猶予期間はわずか1年。
狭山はキャプテンとして彩学を準々決勝まで導いた鳩ヶ谷の手腕を高く評価しており、たった1年という短い期間で甲子園出場という困難な実現を鳩ヶ谷に託す。
鳩ヶ谷は、高校中退後、高校野球賭博のハンデ師に弟子入りし、そこで野球理論を身に着けていた。もちろん、そんなダーティーな監督が高校野球界に認められるはずはない。
だが、鳩ヶ谷はインチキセールスマン時代に身に着けた話術により巧みに危機を切り抜け、監督として生徒や父兄、OB達を信頼させていく。
鳩ヶ谷は高校野球規約の盲点を突いた補強や型破りだが理にかなった練習方法を実践し、弱小チームを最強チームへと育て上げる。
やがて甲子園の県予選が始まり、次々と強豪校が彩学の前に立ちはだかる。
一度でも負ければ甲子園には出場できない。それは即、野球部の廃止を意味する。
果たして鳩ヶ谷が作り上げた彩学野球部は甲子園出場を果たせるのだろうか…
緻密な野球理論や、アンチヒーロー的なダーティー監督、彩学の経営難を巡る描写など、これまでの高校野球漫画の常識を超えた秀逸な作品である。
この漫画を読み始めるとあまりの面白さに本の前から離れられなくなる。
お奨めです!