まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

ルパン三世展

2011-08-20 23:29:39 | 芸術
銀座松屋で『ルパン三世展』が開催されていた。チケットを貰ったので行って来た。ルパン三世の本格的な展覧会は初めてだという。
会場ではキャラクター設定やセル画、原画や原作の展示、それにパイロットフィルムの上映会などが行われていた。物凄い人混みで、なかなか前に進めない。
ルパン三世は最初の放映から今年で40周年を迎える。
最初の放送は僕が小学生の時、でも、ちゃんと観たのは再放送、中学生の時。
子供向けアニメとは一線を画すアダルトな雰囲気がかっこよかった。
奇想天外なキャラクターもいい。
アルセーヌ・ルパンの子の妻は日本人だったという設定で、孫のルパン三世は日本にいる。彼が着ているジャケットはピエール・カルダンだそうである。
0.3秒の早撃ち次元大介、何処でそんな射撃術を身につけたのかは謎である。
居合切りの達人石川五右門は初代から十五代目。
銭形平次の子孫銭形警部は銭ではなく輪投げのように手錠を飛ばす。
最初のシリーズは視聴率が低迷したそうだが、再放送で火が付き、第2シリーズが制作された。高視聴率をマークし、人気を不動のものとした。
その後、第3シリーズまで制作され、スペシャル番組やオリジナルビデオ作品も数多く作られた。劇場版は6本公開されている。
でも僕が一番好きなのは最初のシリーズ。映画も第一作目の『ルパンvsクローン人間』が一番好きだ。2作目の『カリオストロの城』は名作だけど、この作品は宮崎駿監督の色が強くルパンらしさは薄いように思う。
「夢を盗られたからな、取り返しに行かなきゃ」
劇場版第一作で、とてつもない敵に立ち向かうルパンに、思い止まるように説得する次元に対して言ったルパンの言葉。
好きなアニメはいろいろあるけれど、一番好きなスーパーヒーローはルパン三世です。


マンションに太陽光発電を

2011-08-08 12:42:57 | 社会問題
マンションの住民から、管理組合の理事長である僕のところに、大規模修繕に合わせて、屋上に太陽光パネルを設置してほしいと要望があった。
発電した電力で廊下の照明などの共用スペースの電力の一部または全部を賄い、余りを売電すれば、今後のマンション運営にプラスになると。
興味があったので少し調べてみた。
個人宅の屋根に太陽光パネルを設置すれば、国や自治体からかなりの補助金が出る。
余った電力は売電することが可能で、しかも、売電価格は電気使用料より高く設定されているため、10年から20年ほどでパネルの代金を回収できる。ところが、集合住宅には補助金はまったく出ない。
補助金はあくまで個人宅が対象であり、管理組合などが設置する場合は対象外となる。
個人がベランダなどに設置した場合は、個人に補助されるかもしれないが、ベランダは共用スペースなので、その問題はクリアする必要はある。
しかも、電力会社は個人宅の余剰電力は買い取り義務はあるものの、集合住宅の場合はその義務はないらしい。
太陽光発電の行われている昼間だけ、共用スペースの照明などの電力を賄えるだけである。太陽光発電は不安定なので、エレベーターや給水ポンプなどには使えない。
マンションの場合、設置費用は数千万から憶単位になり、その費用を回収することは、まず不可能である。
現在、政府は電力会社に全量の買い取りを義務化させる法案を検討中だそうだが、それでも、補助金がないときつい。今後それらの法律が改正されるかもしれないが、現状では諦めざるをえない。
何故、集合住宅に補助がされないのかは判らないが、大量の電力を買い取ることを嫌った電力会社の意思が働いたのかもしれない。
集合住宅の屋上は立入禁止になっている場合が多く、ほとんどが使われてない。しかも、太陽光発電にはもってこいの場所である。
全国の集合住宅の屋上を合計すれば、かなりの面積となるはずである。
太陽光発電はいつも設置する土地の確保が問題となるが、実は、それに適した大量の土地が手付かずのままなのである。
政治家の誰かが、そこに気がついてくれないかなあと強く思う。