血圧が少し高くなってから数年
食事の塩分を気にするようになった。
夕食は妻が毎日塩分を控えたメニューを用意してくれる。
焼き魚には塩ではなくお酢をかけたり、減塩醤油などの調味料を使ったり、全体的に減塩メニューをいろいろと工夫してくれる。
でも、塩分を減らすことが難しいのが外食を利用する平日の昼食。
定食の味噌汁をなるべく残したり、ラーメンやそばの汁を飲まないようにしたり、それでもできるだけのことはするようにしている。
時々マクドナルドで昼食を取ることがある。
必ずポテトを頼んでいたけど、塩がたっぷりかかっているのでずっと控えていた。
ある日ポテトを塩抜きにしてくれると聞いた。
店ではポテトは大量に揚げて、揚げたてのポテトに塩を振りかけたものを作り置きしてある。塩抜きポテトの注文があると新たに揚げなければならなくなる。
その間少し待たされることになる。店員は揚げたての塩抜きポテトをわざわざ席まで持って来てくれる。
塩抜きポテト、最初は物足りなかったけど、慣れればなかなか美味しい。必ず揚げたてが食べられるところもいい。
でも、塩抜きポテトは店員が一番嫌がる裏メニューの一つだと聞いた。
それでもいつも笑顔で対応してくれる。
先日、マクドナルドで食事をしたとき、座席までポテトを運んでくれた女性店員に
「お手数をかけます、ありがとう」と声をかけた。
店員は満面の笑顔で「とんでもありません」と応えてくれた。
とっても気持ちがよかった。
マクドナルドは何も告知していないが、客が頼めばハンバーガーに挟んでいるピクルスやオニオン、ソースなどの量を無料で2倍にできる裏メニューのサービスを4月から始めたそうである。100円のハンバーガーでもきちんと対応してくれるはずだ。
日本でハンバーガーショップがこれほど普及したのは、ハンバーガーという食べ物が受け入れられたということ以上に、接客などがしっかりしていたからという理由も大きいのではないかと思う。
みなさんはDATというオーディオテープの規格をご存じだろうか?
1989年にアイワが最初に商品化した高音質のデジタルオーディオ機器である。CDを上回るスペックを誇ったが、利便性の悪いテープメディアだったため、その後発表されたMDに押され余り普及しなかった。利便性はカセットテープと比べても悪く、A面B面がなく、聴き終えると最初までテープを戻す必要があった。しかし、カセットテープに比べて音質は格段によく、CDからは一世代のみデジタルtoデジタルの録音が可能であった。
まだCDレコーダーがない時代だったので、レンタルしたCDをデジタルのまま保存できるDATは当時重宝した。
先日、20年使ったソニーのDATデッキが故障した。すでにDATのハードは2005年に生産を終了している。今ではCDレコーダーがあるため、もうDATでの録音はほとんどしていない。録音済みテープはそれなりの量はあるが、DATウォークマンがまだ作動するので、デッキは廃棄することにした。
カセットも、かなり前にデッキは廃棄処分にした。カセットウォークマンで再生できる環境はあるけど、ほとんど聴いてない。
そういえば、CDレコーダーもパソコンでのCDのコピーが可能なため、あまり活躍しているとは言い難い。
音楽がアナログからデジタルになってから、ダビングという概念はいつしかコピーという概念に変わってしまったように思う。
昔、携帯音楽プレーヤーはカセットが主流で、レコードからいかに高音質で録音するかは非常に大切な要素だった。カセットデッキにはみんなそれなりの投資をしていたと思う。
DATが最初に家に届いた時はとってもワクワクした。カセットへのダビングはどうしても音質低下が避けられない。高音質のままダビングできる環境は夢のようだった。
今ではパソコンで簡単にデジタルコピーが可能である。
時代がDATを必要としなくなった。ひっそりと役目を終え、また一台がその生涯を終えることになった。
良質な音で音楽を僕に聴かせてくれた、今までありがとう。
今年はスギ花粉が少なく、カメラを持っていろんな場所で桜を撮影した。
所沢市内にある狭山湖の桜
飯田橋駅前の桜
川口駅前公園の桜
東伏見公園とその周辺
所沢市内にある狭山湖の桜
飯田橋駅前の桜
川口駅前公園の桜
東伏見公園とその周辺