仕事の出先でお昼になったので牛丼のチェーン店で食事をしていた。
そこへ、ジャージ姿のおじいさんが入って来てカウンターに座った。歳は七十は過ぎていると思う。
「食券をお買い求め下さい」
女性店員が声をかける。
すると、おじいさん、手にしていたビニール袋をカウンターの上に置く。中には一円玉や五円玉などの小銭がいっぱい。
これで牛丼を食べさせてくれと言う。
「少々お待ち下さい」
女性店員に代わり、店長と思われる男性が出て来た。
「お客様、当店では商法にもとづき、同一の硬貨は20枚までとさせていただいております、こちらは受け取りかねます」
ずいぶん固い事を言うのだなと思った。もしかしたらマニュアルで決められているのかもしれないが、食べさせてあげればいいのに。
「これだってお金なんだよ」おじいさんは食い下がるが店長は譲らない。
店は混んでいるし、小銭を数える時間をとられると、他の客に迷惑がかかることは理解できる。おじいさんの格好は身奇麗とは言えないので、来てほしくないという考えが店長の態度から見て取れる。迷惑に感じる客もいるかもしれない。
僕は食べ終わったので、気にはなったけど店を出た。カウンターはほぼ満席なので、いつまでもカウンター席をおじいさんに占領される訳にはいかず、店長は早く解決する必要はあったと思うが、その後、どうなったのかは分からない。
もし、僕が店長だったら「今回はお出し致しますが、次回からは食券をお買い求め下さい」と言うけどなあ。
それにしてもあのおじいさん、この店じゃなくて吉野家に行けば、あと払いなのでちゃんとありつけたのではないだろうか。
そこへ、ジャージ姿のおじいさんが入って来てカウンターに座った。歳は七十は過ぎていると思う。
「食券をお買い求め下さい」
女性店員が声をかける。
すると、おじいさん、手にしていたビニール袋をカウンターの上に置く。中には一円玉や五円玉などの小銭がいっぱい。
これで牛丼を食べさせてくれと言う。
「少々お待ち下さい」
女性店員に代わり、店長と思われる男性が出て来た。
「お客様、当店では商法にもとづき、同一の硬貨は20枚までとさせていただいております、こちらは受け取りかねます」
ずいぶん固い事を言うのだなと思った。もしかしたらマニュアルで決められているのかもしれないが、食べさせてあげればいいのに。
「これだってお金なんだよ」おじいさんは食い下がるが店長は譲らない。
店は混んでいるし、小銭を数える時間をとられると、他の客に迷惑がかかることは理解できる。おじいさんの格好は身奇麗とは言えないので、来てほしくないという考えが店長の態度から見て取れる。迷惑に感じる客もいるかもしれない。
僕は食べ終わったので、気にはなったけど店を出た。カウンターはほぼ満席なので、いつまでもカウンター席をおじいさんに占領される訳にはいかず、店長は早く解決する必要はあったと思うが、その後、どうなったのかは分からない。
もし、僕が店長だったら「今回はお出し致しますが、次回からは食券をお買い求め下さい」と言うけどなあ。
それにしてもあのおじいさん、この店じゃなくて吉野家に行けば、あと払いなのでちゃんとありつけたのではないだろうか。