日常で並ぶことは多い。
昔はそれぞれの窓口に並列に並んでいた。
ところが、最近の並び方の傾向として、一列に並び、空いたところに順番に行く、フォーク型の並び方が増えている。
銀行のキャッシュコーナーなどでは、フォーク型の並び方が定着している。
平等なので、いいと思うのだが、問題もある。
まず、一列に並ぶので、とてもスペースをとってしまい、空スペースがなければ、並列に並ばざるをえない。
スーパーのレジでは今でも並列。とても一列に並ぶスペースはない。
男子トイレなどでもフォーク型に並ぶスペースはないので、並列に並ぶことが多いように思う。
次に、おそらく総時間はフォーク型のほうが多くかかると思われる。
一人が空いた窓口へ、一列に並んだ先頭の人が移動する時間は、並列に並んだ場合より多くかかるからだ。
銀行のキャッシュコーナーでは、ディスペンサの数がたくさんあってもフォーク型だ。端の機械が空いて、先頭の人が移動するにはかなりの時間を要する。
時には、空いたことにしばらく気がつかない客もいる。
結果、並列に並んだときより、総時間ではかなり多くの時間がかかっていると思う。
でも、平等が担保されているためか、文句をいう客はいない。
書店などでも、最近、フォーク型に並ばせる店が増えているように思う。
それはそれでいいのだが、以前入ったコンビニでは、フォーク型に並ぶスペースがなく、みんな並列に並んでいるにもかかわらず、店員のジャッジで時系列順に並んだ順番に処理をしていた。
3つほどのレジにそれぞれ2,3人が並んでいる。
「次にお並びのお客様どうぞ」と言って、横に並んでいる客を横滑りでレジに誘導していく。
これはちょっと問題ではないだろうか?
ジャッジに不服な客がいるとトラブルになるし、並んでいて、自分の番だと思っていると、たとえ先に並んでいても横の客が前にくるのは、あまり気持ちがいいものではない。
フォーク型に並ぶスペースがない以上、並列の並び方は仕方がないことであり、並列に並んでいるのなら、それぞれの列の順番に従うべきだと思う。
確かに、時間のかかる客のレジにたまたま並んだ人は不運だが、運、不運もある意味平等だと思う。その日は運が悪くても、次の日は運がいいかもしれない。
フォーク型か並列か?
スペース等を考え、店側が予めルールを決めておくのが好ましいと思う・・・