仕事の出先で遅い昼食をとろうと思い、駅周辺を見回した。ターミナル駅からは少し離れた下町にある地下鉄の駅である。
なかなか適当な店がなく、ちょっと小汚いソバ屋を見つけ、その店に入った。
店内は空いていて、僕の他には客は一人。
かなりの歳だろうお婆さんが一人で店を切り盛りしていた。
店は狭く、カウンターに椅子が並べられてあった。
一角に腰掛け、ソバとミニカレーのセットを注文した。
小銭があったので、ちょうどの金額の代金をカウンターに置いた。
やがてソバとカレーがカウンター越しに出される。
僕が食べている間にお婆さんは代金を回収していた。
やがて、食べ終わり、席を立とうとすると、何とそのお婆さんは代金を払えと言う。
さっきカウンターに置いたと言ったが、記憶にないと言う。
大丈夫か? この婆さん!
これほど物忘れが酷いのなら商売は止めるべきだろう。
とっくに年金が出る年齢には達していると思う。
頭にきたけど、それでもちゃんと説明すると、お婆さんは「もういいです」と答えた。
でも、その言葉には、本当はもらってないけど代金は要りませんというニュアンスが多分に含まれていた。
何て後味の悪い昼食だろう。
なかなか適当な店がなく、ちょっと小汚いソバ屋を見つけ、その店に入った。
店内は空いていて、僕の他には客は一人。
かなりの歳だろうお婆さんが一人で店を切り盛りしていた。
店は狭く、カウンターに椅子が並べられてあった。
一角に腰掛け、ソバとミニカレーのセットを注文した。
小銭があったので、ちょうどの金額の代金をカウンターに置いた。
やがてソバとカレーがカウンター越しに出される。
僕が食べている間にお婆さんは代金を回収していた。
やがて、食べ終わり、席を立とうとすると、何とそのお婆さんは代金を払えと言う。
さっきカウンターに置いたと言ったが、記憶にないと言う。
大丈夫か? この婆さん!
これほど物忘れが酷いのなら商売は止めるべきだろう。
とっくに年金が出る年齢には達していると思う。
頭にきたけど、それでもちゃんと説明すると、お婆さんは「もういいです」と答えた。
でも、その言葉には、本当はもらってないけど代金は要りませんというニュアンスが多分に含まれていた。
何て後味の悪い昼食だろう。