「充電池は使い切ってから充電した方がいいんでしょ」
新しく買ったノートブックパソコンの充電池の容量がなくなり、警告のメッセージが出て、慌てて電源アダプターを繋ぐ妻。
「もっと早く充電すればいいのに」
そう言う僕への妻の回答である。
ノートブックパソコンに使われているリチウムイオン電池には実はメモリー効果はない。ほんとうは毎日充電する方が性能は安定する。
メモリー効果があるのはニッケル水素電池やニッカド電池、これらは最後まで使い切らないと使用時間が短くなる。シェーバーなどには使われているが、ノートブックパソコンや携帯電話は全てリチウムイオン電池、デジカメもほとんどがリチウムイオン電池である。
女性はこういう事に弱い。取説には書いてあるけど、そこまではあまり見ない人が多い。
リチウムイオン電池はビデオカメラ用にソニーが開発した。
携帯電話やノートブックパソコンの普及で爆発的に需要が増えたそうだ。
使い捨てではなく何度も使う電池。
考えてみれば充電池そのものが凄い発明だと思う。