まあどうにかなるさ

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自分自身の今年一年の漢字一字

2014-12-29 17:26:59 | 日記

12月12日、漢字検定協会から今年の漢字一字が発表された。

消費税が5パーセントから8パーセントに引き上げられたことに因み

今年の漢字は『税』でした。

 

世相を反映するその年の漢字一字

去年、2013年は『輪』

2012年が『金』

2011年『絆』

2010年『暑』

2009年『新』

それぞれ代表的な世相を漢字にしてある。

このことが、どれほど意味があるかは解らないが、一年を振り返るという意味では面白いかもしれない。

いろんな事があった一年を他の事は思い切り省略して漢字一字で表す。

様々な分野のことがあるし、それを選び、尚かつ漢字一字で表現するのは難しい作業ではある。

 

世相ではなく自分自身の一年を漢字一年で表してみようと思う。

今年は義母が亡くなり、妻が仕事を始めた。

家族にとっては大きな出来事である。

仕事で信頼していた部下が産休に入ったのも、僕の仕事では重大事である。

死んで行く者がいれば生まれてくる命もある。

だから今年の一年を振り返った漢字一字は

 

『命』

 

大切なことだけど、普段はそんな存在にも気が付かないような事である。

来年以降も毎年、自分自身の一年を振り返り、今年の漢字一字を考えたいと思う。

 

みなさん、よいお年を!


道路の落葉

2014-12-21 23:15:43 | 写真

毎年大量に出る街路樹の枯葉。

街路樹はわれわれの目を楽しませてくれる。

木陰を作り夏の暑さをやわらげてくれる。

でも、本当はこいつら葉っぱは道路ではなくて土の上に落ちたかっただろうな。

土だと肥料になって緑を育てるけど、路上だと市の清掃車が持って行って焼かれるだけ。

夏の間、人に安らぎを与えてくれた葉たちは土に帰ることは許されない。

アスファルトの隙間のわずかな土に植えられ、騒がしい街の中で、それでも元気に育っている。

木々も本当は森で生きていた方が幸せだっただろうと思う。

今年も緑をありがとう。

また来年、元気に葉をつけてね。


吉良上野介の命日

2014-12-14 20:38:49 | コラム

12月14日は選挙の日だが、約300年前に赤穂浪士が吉良屋敷へ討ち入りをした日でもある。つまり吉良上野介義央の命日である。

有名な忠臣蔵は大概が吉良上野介が悪者に描かれている。

だが、考えてみれば刃傷沙汰を起こしたのは浅野内匠頭の方であり吉良上野介はいわば被害者である。
浅野内匠頭はその日のうちに切腹となる。
でも、これは当時の国内法で江戸城内で刃傷沙汰に及んだものは切腹と定められていたので仕方がないことである。
何故浅野内匠頭が切りつけたのかは定かではないが、朝廷接待の儀礼を教えてもらうべき吉良上野介に充分なお礼をしなかったために意地悪をされたと言われている。
接待のスペシャリストである吉良上野介にコンサルタント料を支払うのは当然であり、それを怠り、そのことで意地悪をされた事に逆ギレして切りつけるなど言語道断である。
赤穂藩はお取り潰しとなるが、それは朝廷接待を血で穢されたために当時の将軍綱吉が決定した事であり、そのことで吉良上野介を恨むのはお門違いと言えよう。
平和を享受していた江戸の街で47人のテロリストが吉良邸を襲う。
しかしこの四十七士は世論の強力な支持を得ることとなる。
明らかに非は赤穂浪士にあるにも関わらず、幕府も世論には勝てず、切腹という名誉な結末で幕を閉じることになる。
吉良家の領地だった愛知県の「吉良町」では、吉良上野介義央は善政を布く殿様として人気があったそうだ。
それほど悪い男ではなさそうである。
成仏してくれただろうか?


縁の糸

2014-12-06 20:37:14 | 音楽

竹内まりやの7年ぶりになるアルバム『TRAD』

変わらない音楽のスタイルが安心して聴ける一枚。

山下達郎のアレンジもシンプルで、歌声を上手く引き出しているように思う。

このアルバムの中で一番気に入った曲が『縁(えにし)の糸』

よく、結ばれる人とは赤い糸で結ばれていると言われるけど、この曲ではこの世で出逢う人すべては見えない糸でつながっていると歌っている。

ふとすれちがった見知らぬ他人の微笑みさえも運命からのプレゼントだと。

とても素敵な歌詞である。

そんなふうに感じられれば人生を心から楽しめると思う。

この歌を聞けば今日出逢った全ての人に感謝したくなる。