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久しぶりにクロスカントリースキーで白銀の世界を平面に
感じたい、と企画した2月の(ふさおまき)旅行は、
クロカンツアーで2度ほど行ったことのある裏磐梯を目指しました。
当初は行ったことのあるペンションの滞在を考えましたが、
調べてみるとスキーの大会で、選手の宿泊に限るとの説明があり、
ではと探したのが、ホテリ アアルトさんでした。
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日本有数のリゾートとしてブルータスに掲載されていたのを彼女が
思い出したからなのですが、実は最近発行の東京カレンダーの温泉主義特集にも
のっていました。
かつての企業保養施設を大きくリニューアルして、
いけてる内装、やさしいサービス、心配りの食べ物を目指した宿でありますが、
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今回気持ちよかったのは、飲み物が滞在中フリーというシステムです。
感覚的には、これだけでオールインクルーズに感じます。
いや、水分がこれほど自由に飲めると、人間の行動に戸惑いがなくなることを
実感しました。
夕方から夜まで、ロビーではワインもビールも日本酒も、コーヒーも
好きなようにオーダーできます。部屋の冷蔵庫にはカールスバーグとペリエに
地元会津の発泡水、お茶もあるうえ、ネスプレッソに似たUCC製、コーヒー・紅茶の
抽出マシーンもあり、全部フリー。特筆すべきは、お風呂の脱衣所前に、
氷を張ったたらいがあり、牛乳、飲むヨーグルト、会津サイダーが入っているのです。
つまりお風呂上りのぐびぐびが、心置きなく、小銭の準備なく手を伸ばすだけで
楽しめるのです。
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まあ、それは面白かったシステムの説明ですが、
お料理のよさはまた格別でした。
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ぼたんエビのビスクや鴨フォアグラのクリームブリュレといった
初お目見えの、旨みの創出は口の驚きが大変なものでした。
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メインのホウボウ蒸しと和牛ポワレは、素材の上質さに
目を見張ります。肉でいえば、軽やかな歯ざわりで決め細やかな肉質は
手際よい加熱の技があるからでもあるのでしょう。
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飲めないはずのワインも、この料理ならすっきりと絡み合い、
生まれて初めてグラスいっぱい流し込んでしまいました。
お宿の話が先になりましたが、
雪遊びもタップリと時間をかけました。
一日目は国民休暇村に直行して、歩くスキーをレンタル。
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広大な施設内に切られたコースを、クラシカルスタイルで
がんがん滑る私たちでありました。
夏は林間コテージになる森や、湿地の回りはやや起伏があるのも
運動感を増し、ついつい一生懸命ハムに力を加え、
雪面を強く押しにかかってしまいます。
雪を押すといえば、2日目のホテル裏でのスノーシュー歩きも
パワフルにいきました。
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こちらはほとんど人も歩かぬ様子で、沼の周りがこんもりとした森になっています。
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たくさん見えるのはウサギの足跡。
私たちは、ウサギを追うように、盛り上がった雪山を駆け上がるのです。
もちろん斜面ですから後ろに強く押しますし、
ころころと転げるように走り回る際、食い込んだ雪から足を抜くためには
大腿四等筋をグワシと引き上げる必要があります。
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すっかり、筋肉痛です。汗だくだし。
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そんあ、ノンビリぽっこりのホテルステイとスノーリゾートでしたが、
帰りには会津若松によって、年に1度の塗り物買いにいそしみました。
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あれ、これが持ち帰った会津土産ですが、いつの間にかお菓子もずいぶん
買ってますね!
ほんに楽しい2日でした。
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