日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

ドナウ川を下ります

2015-08-11 21:39:57 | 旅行記


船着場まで歩いて15分、
実は電車と修道院入場、フナ代が一緒になったチケットを買ってきたので、
余裕です乗るだけ。
電車も地下鉄も、一概にオーストリアの交通機関は、検札が厳しくないような気はしますが。



船尾には赤白赤のオーストリア国旗がたなびきます。
船着場のあった支流から、すぐにドナウ川本流へと入ります。



広い広い、川面は緑。
氷河直下の青々した川とは違いますが、クリームの溶け出したソーダ色といった、青きドナウです。
船旅は約一時間半、時々河辺で泳ぐ全裸(彼女いわくのヌーディスト)の人々以外は、
わたる風を受け、川岸から立つ緑の丘を眺め、
いくつかの山城や砦を仰ぎます。


下船したのはクルムス、ガイドブックに一ページしか出ていない町ですが、こちらがとても麗しい光景を見せてくれました。





美しい石造りの街並みは、
窓際に花が添えられてますます華やぎます。
広い土地ではありません。
尾道の川岸版とでも言うのでしょうか、
ドナウ川から山の間のわずかなスペースに身を寄せ合うとでもいった感じ。

その一角、見上げた教会の塔に向かって
階段を上りました。







建築は1200年代と、うがたれたプレートに刻まれています。



お、暑がりの猫もみっけ。



ウィーン滞在中は全く運動していませんが、
随分気の赴くままに歩いています。



こんな風景が、ご褒美です。

美しき青きドナウは観光ボート

2015-08-11 19:23:22 | 旅行記
二階建て急行は、ヨーロッパらしい緩やかな丘風景を抜けて走ります。



ドナウ川に近い、メルクの街は断崖に建つ修道院が第一の目的地です。



心細くなるような細い石段を上がると、今日も出ました、大教会!


ゴシック様式の美はまさに絢爛豪華にして、遠い異国の異宗教者にも、尊い力が迫ってきます。



聖なる壇上、そして天井画。



天井画の上の天井ドームにも天使が舞います。



写真は写せませんでしたが、
古い図書室やホールも、修道院というより、
権勢を競う王や貴族の作り出したものかと思うほどでした。

この数日、美術館に教会に王宮にと、あふれる美と天上界に導かれて、
頭が随分柔らかく発酵した気がいたします。

でも、お腹は減って、この旅で初めてかもしれない昼ご飯を食べることにしました。
世界のどこでも口を助けてくれる、中華料理を見つけたからです。



もちろん、ラーメン。
揚げ鶏がパリパリとうまい、
醤油系スープとともに、細身の縮れ麺をすすりました。


さて、これからドナウ川下りに行くのですが、船まだ来たらず、なので
次回の投稿で。