今回の東北旅行を決めた最大の目的にして、
今年初の長時間運動です。
白神岳は標高1235メートル、登山口から1000メートル以上の標高差を歩きます。
日本初の世界自然遺産に登録されたのは1993年のこと、同時に世界遺産となった屋久島は仕事で通い詰めましたが、
白神山地は訪ねる機会がありませんでした。
それだけに楽しみなのですが、何と言ってもこの地が登録された大きな理由である、ブナを中心とした原生自然が残っていたのは、
あまりに奥深く人の手が入るのを拒んだからだと聞いていたので、
自分の体力が持つかどうかに不安もあります。

歩きはじめこそ緩い森の坂道で、
鬱蒼と茂る木々の間を黙々と歩いて行ったのですが、
すぐに急登が続くようになります。

道半ばともならないところで、すでに最後の水場です。
スポンジのようだと言われるブナが作った大地を通った甘露水を、一口頂き、先を急ぎます。

時折佇む道標が頼りです。

山頂まで6.5キロの道が、普段の距離より長く長く感じます。
途中から雨も降り出して、ゴアのヤッケを着るも、汗は滝の如し。体力はどんどん奪われて、
苦手な低気圧に気力まで持っていかれて、足にも力が入りません。

幻想的なブナの森に笑われているような。
時折下に落ちている、まん丸のブナのドングリに和みも覚えますが、
何より森林限界を越えて、
少し霧が晴れて視界が得られた時の気持ち良さは、
疲れが深いから尚更です。

山頂手前の避難小屋とお手洗いが見えてきました。

山頂まで4時間、10時30分の到着です。

朝ごはんがわりに、お宿で作ってもらったオニギリをいただきます。

昨日秋田駅で買ったバター餅がデザートです。

帰りは楽々、のはずです。

森を眺める余裕も出てきます。
ブナばかりだと思う思っていたら、1000メートルを超えたあたりには、ダケカンバも見つけました。
一方で、降ってくると青森ヒバも。

霧のカーテンをもうすくなって、光のニンフが舞い降ります。

下りは3時間、キツイ下り道に登山靴の中で足が滑り、
指先にマメと内出血ができましたが、
それ以上に膝周りの押さえが効かなくなって、
何度かコケてしまったのが、
長時間の運動に耐える体作りを怠った私と、
高尾山から陣馬まで長距離縦走でトレーニングを積んだ彼女の違いでした。

下山のご褒美は、十二湖駅オリジナルの青池ソフトでさ。

ラムネ味の爽やかな味で、疲れが減りました。

十二湖では、ビジターセンターに顔を出して、何故か北海道から移植したイトウを見物して、
今日の白神詣では終了です。
今年初の長時間運動です。
白神岳は標高1235メートル、登山口から1000メートル以上の標高差を歩きます。
日本初の世界自然遺産に登録されたのは1993年のこと、同時に世界遺産となった屋久島は仕事で通い詰めましたが、
白神山地は訪ねる機会がありませんでした。
それだけに楽しみなのですが、何と言ってもこの地が登録された大きな理由である、ブナを中心とした原生自然が残っていたのは、
あまりに奥深く人の手が入るのを拒んだからだと聞いていたので、
自分の体力が持つかどうかに不安もあります。

歩きはじめこそ緩い森の坂道で、
鬱蒼と茂る木々の間を黙々と歩いて行ったのですが、
すぐに急登が続くようになります。

道半ばともならないところで、すでに最後の水場です。
スポンジのようだと言われるブナが作った大地を通った甘露水を、一口頂き、先を急ぎます。

時折佇む道標が頼りです。

山頂まで6.5キロの道が、普段の距離より長く長く感じます。
途中から雨も降り出して、ゴアのヤッケを着るも、汗は滝の如し。体力はどんどん奪われて、
苦手な低気圧に気力まで持っていかれて、足にも力が入りません。

幻想的なブナの森に笑われているような。
時折下に落ちている、まん丸のブナのドングリに和みも覚えますが、
何より森林限界を越えて、
少し霧が晴れて視界が得られた時の気持ち良さは、
疲れが深いから尚更です。

山頂手前の避難小屋とお手洗いが見えてきました。

山頂まで4時間、10時30分の到着です。

朝ごはんがわりに、お宿で作ってもらったオニギリをいただきます。

昨日秋田駅で買ったバター餅がデザートです。

帰りは楽々、のはずです。

森を眺める余裕も出てきます。
ブナばかりだと思う思っていたら、1000メートルを超えたあたりには、ダケカンバも見つけました。
一方で、降ってくると青森ヒバも。

霧のカーテンをもうすくなって、光のニンフが舞い降ります。

下りは3時間、キツイ下り道に登山靴の中で足が滑り、
指先にマメと内出血ができましたが、
それ以上に膝周りの押さえが効かなくなって、
何度かコケてしまったのが、
長時間の運動に耐える体作りを怠った私と、
高尾山から陣馬まで長距離縦走でトレーニングを積んだ彼女の違いでした。

下山のご褒美は、十二湖駅オリジナルの青池ソフトでさ。

ラムネ味の爽やかな味で、疲れが減りました。

十二湖では、ビジターセンターに顔を出して、何故か北海道から移植したイトウを見物して、
今日の白神詣では終了です。