日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

本阿弥光悦とタモリ

2019-12-30 23:46:00 | 旅行記
今日の出会いものマックスはこちらです。






史跡・お土居。
京都の洛内をぐるり囲む23キロの土塁です。
戦国の混乱がまだ続く頃、秀吉が敵対する諸侯の攻撃に備え、各国からの道を封じる形で築いたそうです。

ブラタモリをご覧になった方は、ハハンと思ったでしょう。私たちもそうです。
ただ、今日はこのお土居を見学しにきたわけではなく、
地下鉄北大路駅から、鷹峯にある本阿弥光悦ゆかりの光悦寺への参拝途中に見つけたので、
おやおやハハン、くらいまでには驚きました。御所などの京都中心部から離れた感じもあり、結構広く囲んだ物だと実感したわけです。






徳川家から鷹峯辺りを与えられ、芸術村として切り拓いたと聞きますが、
山に踏みこみ、街を見下ろす場所にこの辺りは、江戸の頃なら山深い鳥獣の地であったのではと想像できます。
かなりの覚悟だったのでしょう。
端正な茶室も、易々とした物ではないはずです。

そんなこんなの、歴史を思い、自分たちの薄い中身を振り返る年末恒例の京都旅は、
ただ歩くべしという掟にも習い、
鷹峯を降りては船岡山に登り、
建勲神社には織田信長の別格官幣の文字を見つけ、
たまには街角の親子職人が営むcafeに立ち寄ったらもしながら、
陽が落ちた後、18時に予約した四条大宮にある、串カツ「ひら尾」さんにたどり着くまで続いたのでした。



西へ走る

2019-12-30 23:21:00 | ふさおまき(オス)日記
年末年始、久々にブログに来ました。
連休初日は、近所の床屋へ挨拶兼ねての髪切り虫。昔は大晦日といえば、夜中の3時まで髪切っていた。商店街の旦那衆が店を閉めてから正月向けに床屋へやって来る。だから床屋は遅くまでかけて仕上げて、それから店の掃除、ついでに仕事納めの一杯なんて感じだった。そんな旦那たちも、みんな鬼籍に入ったな、なんて人情落語のような話を聞いて、
家に帰れば、小さく大掃除。
先週の日曜日にお風呂、流しにトイレといった水回りは綺麗にしてあるので、
本棚やフローリングの仕上げにルーティンのアイロンがけをしていたらお昼になります。
昼ごはんもご近所で、蕎麦をたぐってきます。表に貼ってある、大晦日の深夜営業、予約はできませんといった紙だけが年末感で、お店の中も注文とってくれるおねえさんも普段通りというのが、町蕎麦の良いところでしょう。

もう一度家に帰って小掃除をもう少し進めたら、お待ちかねの「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」を丸の内ピカデリーへ見に行きます。
新装なったこの映画館が新兵器として売り出すドルビーシネマシステムが楽しみです。
壁に囲まれた洞窟を通るような入り口にも引き込まれた劇場は、
席一つ一つに余裕があり、一人両側にカップホルダーがある席は都心では初めて見ました。段差も深くとってあるので、前頭も全く視界に入らず、ストレスがありません。
上映が始まれば、映像のキメが細かい。色の階調が多いのでしょうか、影の中でも色が見えています。
実はこの作品、先週も見たのですが、その時は日比谷のTOHOシネマズ・ドルビーAtomosシステム。没入感は今回が上でした。



こちらは日比谷の手書き看板です。

そんな風に年末休暇の初日は終わり、
部屋で古い友人に手紙などしたためると結構遅くなり、
今は眠い目をこすって午前8時20分東京発ののぞみに乗って、
西に向かっているところです。