今日の出会いものマックスはこちらです。
史跡・お土居。
京都の洛内をぐるり囲む23キロの土塁です。
戦国の混乱がまだ続く頃、秀吉が敵対する諸侯の攻撃に備え、各国からの道を封じる形で築いたそうです。
ブラタモリをご覧になった方は、ハハンと思ったでしょう。私たちもそうです。
ただ、今日はこのお土居を見学しにきたわけではなく、
地下鉄北大路駅から、鷹峯にある本阿弥光悦ゆかりの光悦寺への参拝途中に見つけたので、
おやおやハハン、くらいまでには驚きました。御所などの京都中心部から離れた感じもあり、結構広く囲んだ物だと実感したわけです。
徳川家から鷹峯辺りを与えられ、芸術村として切り拓いたと聞きますが、
山に踏みこみ、街を見下ろす場所にこの辺りは、江戸の頃なら山深い鳥獣の地であったのではと想像できます。
かなりの覚悟だったのでしょう。
端正な茶室も、易々とした物ではないはずです。
そんなこんなの、歴史を思い、自分たちの薄い中身を振り返る年末恒例の京都旅は、
ただ歩くべしという掟にも習い、
鷹峯を降りては船岡山に登り、
建勲神社には織田信長の別格官幣の文字を見つけ、
たまには街角の親子職人が営むcafeに立ち寄ったらもしながら、
陽が落ちた後、18時に予約した四条大宮にある、串カツ「ひら尾」さんにたどり着くまで続いたのでした。