ふさおまき(めす)が速報してくれたように、
土曜日には駒沢陸上競技場で開かれた「渋谷区民陸上」に
参加し、100mと走り幅跳びで満足行く記録を出せました。
軽い青の高い空、気温26度とはいえ、ちょっと出た汗も
風が一ぬぐいすれば肌も心地よくなるという、爽やかな秋。
9時前に到着した競技場は、区民大会らしいほのぼのした熱気で
すでにいくつかの種目が始まっていました。
今日の一種目目となる壮年100mは11時10分から。
場外を軽くJOGしてトラックに降り、ストレッチと
流し、そしてスパイクに履き替えて2本×100mを流して、
筋肉をほぐすと同時に、高いテンションでのパワーが出そうな
予感を確認します。
招集場所となるスタート付近に行くと、渋谷区の競技会では
すっかり顔なじみになった、U田さん、能Jさんがストレッチ中、
8月31日の100m×4リレーなどを思い出しつつご挨拶します。
壮年は1組だけ。パンフレットには5人がエントリーされていますが
どうやら2人がDNS(どんとすたーと)、1人が当日参加となりました。
少ない人数ですから、競技の進行も余裕があります。
時間をかけてスターティングブロックを用意し、前足はスタートラインから
2足長、その1足長あとに後ろ足とました。普段より前足が半歩後ろ目。
よーい、号砲。ぐわっと踏み込み。出遅れたと一瞬の後悔がよぎったとたん
フライングの合図。ほっとすると同時にラッキー、といった思いです。
一度スタートを聞けば、スターターの癖が分かります。
この人はやや早め。
やり直しを待つ間に、その一息はやいスタートのタイミングを神経に
すり込みます。
そしてやり直し。
号砲とともにぐわっ!ジャスト!一歩目で先頭に立つ軽やかさ。
そう、全日本大会だと、この一歩目で視界の前45度に後ろ姿が
4人は見え、力むあまり身体が重くなるのです。
5歩めくらいから上体を起こします。ここもスムーズ。
すると足が真っ直ぐ伸び、着地時に腰が高くなり、空を駆けるような
浮揚感が得られます。トラックと喧嘩せず、ポンと着地すれば
すぐさま反発をもらい、ぴゅんと振り出す反対足で、真っ直ぐ加速する
力を出せるのです。
それでも50Mを越えると、知らず知らずに全身力み始めているのが
わかり、ふっと丹田あたりの空気を抜いてみます。するとあら不思議。
身体が真っすぐ立ち直り、足を腸腰筋から大きく動かす感じになりました。
大きく足を腹から動かし、正確な重心をとらえるだけの着地にすると
実に軽く大きな走りになるのです。
ありがたいことに、このてこ入れで、いつもなら失速する80M以降も
真っ直ぐ押し切り、ゴール。
一位で入った上、12”29(追い風0.2)の公認自己新にして、
渋谷区大会の大会記録更新、立派な金メダルと賞状をいただいたのでした。
ゴールからもどるとき、スタンドから2人の男性が手を振ってくれました。
名前をはっきり覚えていませんが、マスターズの大会でお目にかかったり、
一緒に走ったことがある方です。
「3コースと4コースです」とおっしゃるところを見ると、DNSの
お二人でした。スタンドに上がって話をうかがうと、M45とM50で
走っているとのこと。今日も走るつもりでいたけれど、
故障の回復が思わしくないので、急遽参加をあきらめたというお話でした。
来年の競技会での再会を約束し、お別れしました。
ここまでだけでも、十分に心地よく収穫たっぷりの一日。
ありがたいことに、午後2時から始まる一般男子走り幅跳びでは、
さらなる満足が待っているのでした。
続きはまた改めて。
土曜日には駒沢陸上競技場で開かれた「渋谷区民陸上」に
参加し、100mと走り幅跳びで満足行く記録を出せました。
軽い青の高い空、気温26度とはいえ、ちょっと出た汗も
風が一ぬぐいすれば肌も心地よくなるという、爽やかな秋。
9時前に到着した競技場は、区民大会らしいほのぼのした熱気で
すでにいくつかの種目が始まっていました。
今日の一種目目となる壮年100mは11時10分から。
場外を軽くJOGしてトラックに降り、ストレッチと
流し、そしてスパイクに履き替えて2本×100mを流して、
筋肉をほぐすと同時に、高いテンションでのパワーが出そうな
予感を確認します。
招集場所となるスタート付近に行くと、渋谷区の競技会では
すっかり顔なじみになった、U田さん、能Jさんがストレッチ中、
8月31日の100m×4リレーなどを思い出しつつご挨拶します。
壮年は1組だけ。パンフレットには5人がエントリーされていますが
どうやら2人がDNS(どんとすたーと)、1人が当日参加となりました。
少ない人数ですから、競技の進行も余裕があります。
時間をかけてスターティングブロックを用意し、前足はスタートラインから
2足長、その1足長あとに後ろ足とました。普段より前足が半歩後ろ目。
よーい、号砲。ぐわっと踏み込み。出遅れたと一瞬の後悔がよぎったとたん
フライングの合図。ほっとすると同時にラッキー、といった思いです。
一度スタートを聞けば、スターターの癖が分かります。
この人はやや早め。
やり直しを待つ間に、その一息はやいスタートのタイミングを神経に
すり込みます。
そしてやり直し。
号砲とともにぐわっ!ジャスト!一歩目で先頭に立つ軽やかさ。
そう、全日本大会だと、この一歩目で視界の前45度に後ろ姿が
4人は見え、力むあまり身体が重くなるのです。
5歩めくらいから上体を起こします。ここもスムーズ。
すると足が真っ直ぐ伸び、着地時に腰が高くなり、空を駆けるような
浮揚感が得られます。トラックと喧嘩せず、ポンと着地すれば
すぐさま反発をもらい、ぴゅんと振り出す反対足で、真っ直ぐ加速する
力を出せるのです。
それでも50Mを越えると、知らず知らずに全身力み始めているのが
わかり、ふっと丹田あたりの空気を抜いてみます。するとあら不思議。
身体が真っすぐ立ち直り、足を腸腰筋から大きく動かす感じになりました。
大きく足を腹から動かし、正確な重心をとらえるだけの着地にすると
実に軽く大きな走りになるのです。
ありがたいことに、このてこ入れで、いつもなら失速する80M以降も
真っ直ぐ押し切り、ゴール。
一位で入った上、12”29(追い風0.2)の公認自己新にして、
渋谷区大会の大会記録更新、立派な金メダルと賞状をいただいたのでした。
ゴールからもどるとき、スタンドから2人の男性が手を振ってくれました。
名前をはっきり覚えていませんが、マスターズの大会でお目にかかったり、
一緒に走ったことがある方です。
「3コースと4コースです」とおっしゃるところを見ると、DNSの
お二人でした。スタンドに上がって話をうかがうと、M45とM50で
走っているとのこと。今日も走るつもりでいたけれど、
故障の回復が思わしくないので、急遽参加をあきらめたというお話でした。
来年の競技会での再会を約束し、お別れしました。
ここまでだけでも、十分に心地よく収穫たっぷりの一日。
ありがたいことに、午後2時から始まる一般男子走り幅跳びでは、
さらなる満足が待っているのでした。
続きはまた改めて。