ドナウの川から無事戻ったカッパは、まだ見逃したものが有るからと、郊外電車をおりて、
スタスタ自転車道を歩き始めました。
20世紀も前半を過ぎた新建築運動のなせるものでしょう。
ベースが中世様式のシナイ中心部の端、ドナウ運河沿いに立った姿は、
しっかり風景に溶け込み、なかなかに面白く見ることができます。
ちなみに、前の写真が自転車道をまたぐ公営のアパート、あとのモスク型がゴミ焼却場てす。
さて、7時を過ぎました。
お腹がカークーなるほどに運動した訳ではないので、
大晩餐ではなく、ウィーン最後の夜に浸るべく、老舗のレストランへ出かけます。
路面電車も、慣れると便利で、生活者気分にもなれて楽しいもの、
あ、全部路線を把握してるのは彼女なので、私はおんぶにだっこです。
いきなりメインです。
彼女のウィンナーシュニッツエル、これでハーフポーションです。
隣の席の男性はフルサイズで、皿をはみ出してました。
私はバターシュニッツェル。
赤身だけを粗挽きにしたような、
質実剛健、噛むほどにうま味だけが滲み出すハンバーグです。
どちらも、
最高に美味なご飯で、
気を良くホテルに戻るのでした。