ベッドに入って眠りの訪れを待つとき、
私はいつも滔々(とうとう)と流れる大河を思う。
たとえば、それは、
宇宙が誕生してからずっと永遠へと
流れゆく時間の河。
私はその一点で生まれて、
いつか未来の一点で消えてゆく。
誰かを愛して、
誰かに愛されて、
悲しんで、喜んで、涙を流して、
笑いながら。
私が生きたことは
いつか忘れられていくけれど、
確かにこの時代の輝ける命であった印を残していこう。
銀河のほとりの、
名前も知らない星の瞬き(またたき)のように。
~吉元由美「ひとり、思いきり泣ける言葉」~
★画像は百合の花★
病院にて。
☆花言葉・・・「純潔」「無垢」☆