なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

セバチバナ 2Days 2

2024-08-11 | 
寿都泊まりのセバチバナ2日目。
誰もいない間に「モッコライ」の終了点整備をしたのだが、午後からYくん、Hくんの2人がちゃんと整備にやってきた。
安全チェーンに換わっています。

この日は、主に先週の方々が集う。
みな、避暑を楽しみたいクライマーさんたち。
ここの記事で何度も書いているが、セバチの取付は、ほぼ1日中太陽が当たらない。風も大体吹いているのでお昼寝には最適な環境。

KGさんが、「トビー」のヌン掛けとおそうじ。
あまり人が登っていないルートからは、砂がぼろぼろ落ちてくる。
上を見てはいけません。
目に砂が入ります。

陽水3部作の「ありがとう」をやろうかどうか迷いながら、何度も見上げる。
前日より天気はいいのに、岩はじわじわ湿り気がくる不思議な天候で、「ありがとう」面の右側が影響が大きそうなので、やめておく。

あちらでは、釣りが始まり…、
こちらでは、初リードのSNさんが、RPを繰り返す。
お昼ね勢も多く、自由な湿り気が体にまとわりつく。

もっとルートできそうだなあ、と岩場全体を眺めていると、INさんの「ビックママ」トライが見える。
国道からチラッと見えるから、運転手が気付いたらびっくりするでしょうね。

3人がかわるがわる「トビー」をやっているのを見て、やりたくなってきた。
半分自分のヌンチャクだったから、回収する必要もあるのでやってみる。
写真は核心直前。核心越えの秘密あり? かな。
核心後のピンには無事たどり着いたが、そこで休憩。
完登ならず。
でも、相変わらずおもしろい。

4時前になって急にバタバタとお片付け。
みんなで一緒に上がりましょ、ということでおしまい。
なんて素敵な天気。
いつもより空気が澄んでいる感じがしていた。
だけど、岩全体は時間とともに湿ってきた。
なぜだろう。
自然はいつも不思議で素敵だ。
澄んだ空気の夕焼けはとても興味があったけど、しょうがないから帰りましょう。

セバチバナ 2Days 1

2024-08-11 | 
タッシーが、十勝からはるばるセバチに遠征にやってきた。
せっかくなので、岩場ガイドをかって出る。

毛無峠は最近毎回ミスト地帯。
さて、岩場はどうなのか?

セバチの天気は曇り、岩はさほど悪くない。
タッシー&INさんにルートや砂でじゃりじゃりの話などを説明。
ここ数週間はずっと濡れていた「マクシー」&「モッコライ」が乾いていた。
それなら、ということでまっすぐで素直な「モッコライ」をアップに勧める。

強めのクライマーがここに来たら一押しの「ビックママ」11bをやったもらうため、ヌン掛け便。
「ビックママ」は、最近11bということで落ち着いたが、慣れないとかなり持久力を要する。
タッシーは相変わらずの丁寧な登りで、巧みにレストしながら一発完登。
さすがだ。
ゆっくりした丁寧な登りは、思わず見惚れてしまう。

「Knockin' on heaven's door」に興味を示したので、マスター便でヌン掛けチャレンジをしてみる。

ハング核心部で数回迷ったことで力尽き、核心は越えたもののその後すぐ休憩した。リスキーなデットで核心をこなしている。もう少し安定したムーブをつくれないか思案する楽しみがある。
ヌン掛けとトップアウトは休めばできることがわかって嬉しい。

波が高くなってきた。
水が濁りきる前にディープウォーターごっこ。
ビブラムサンダルのフリクションを確かめつつ、ハングを登って海と戯れる。
あー、気持ちいい。

NYさんの「夕日」RPを眺めた。
誰かがRPするのを見る記録が、また伸びた。
よい夏だ。

そしてこの日は、寿都野営場でキャンプ。
夕焼けを眺めながら旧知の会話とビール。
けっこう人がいたが、暗くなると波の音も手伝ってか、周囲の人々がまったく気にならない。
ちょっと泊っていくには悪くない野営場だ。
ちなみにお風呂は、寿都のゆべつの湯
広々豪華。ジャフの会員だと割引だそうでお安く入れました。