クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

福田平八郎展at山種美術館の見どころ

2012-06-25 | アート・文化

Img_7192 <漣(さざなみ) 1932年>

今、やまたね(山種)で

「福田平八郎・生誕120年展」

ひらかれています

広尾、っていうか五反田の坂の上に移ってから、

 山種から足が遠のいた。」

といって

いつまでも、九段時代を こいしがるチット

久しぶりに

心を うごかした

てんらん会

<「筍」 (1947年)>

 

Img_7191 子どものころ、あつめていた

切手のずがら(図柄)の

ふくだタケノコに

「日本画の美」を見つけ

以来

お気に入りリストに入った・平八郎先生の

「関東・再認知」をはかった

このてんらん会に

拍手をおくります

Img_7196 <花菖蒲 (1934年)>

Img_7197 <新雪 (1948年)>

だいひょう作を

ずらりならべて、

東日本では、なぜか

「認知度」ひくかった、巨匠の

うで前に、

みんなのためいき・出っぱなし

てんらん会は

「日本画モダン」という 

ふくだい(副題)で、

「リアリズム追求から、平八郎流が生み出されるまで」

「平八郎に影響を与えた、琳派をはじめとする伝統モダン」

プラス

「周辺の人々のモダンな日本画」

という、こうせい。

・小野竹喬

・山口蓬春

たちの絵も出ているそうです。

見る人にわかりやすく、

「平八郎の絵は

①トリミング・②斬新な構図・③反復・④抽象画・⑤色彩美

が、キーワードだよ」

って、といています。

その絵、

まさに・・

<鯉 (1954年):帝展・特選>

Img_7199 ムダをはぶいて、ビ(美)が ろしゅつ

「美しい部分を切り取って、そこをクローズアップすれば

 美しい絵になることを、悟ったんだろうなあ・・」

おにいちゃんも かんしんします

とはいえ

ちみつ(緻密)な かき方してた時代が 

あったればこそ

後世の 平八郎流

Img_7198 大正時代にかいた「鯉」は

水のうごきさえ・かんじる、

「超・逸品」

一皮むける前の作品の 

ひょうか(評価)を下げる

声あれど、

「神経衰弱になる程描きこんだ、「牡丹」の絵の妖艶さなんて

 写美を超えた美がある。」

と、チットは言います。

Img_7195 時に、「着物の柄か!」とつっこまれる

こと ありますが、

ゆかたのがらで、なにがわるい(さざなみ)

おびのがらで、なにがわるい(「青柿」(1938年)

・・・

とにかく 日本のうつくしさ、

きわめています。

Img_7201 グッズショップで切手をかって、したしい人に、このかんどうを 伝えたり、

へいせつカフェで、

絵とコラボした

わがし(和菓子)を食べて、かたらうのも

すてきです。 (→http://www.yamatane-museum.jp/doc/cafe_120526.pdf

 

平八郎先生いわく、

「私の絵は写実を基本にした装飾画といえる」

とのこと。

写実で生まれちゃう、

きたない部分を

とりのぞくことの ダイジさ、

後世の画家に おしえてあげているんだね

たとえば、

 

Img_7187 こんな・あさましいとこ、

そのままかいたって、しょうがないじゃん!

って、

先生は、言いたかったんだと思います。 (※協力:多摩・一本杉公園の池の鯉たち)

 

 

 

 

 

 

 

 

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