近所の たまびミュージアム(多摩美術大学美術館)を
とおりかかったら、
すずきだいせつ(かんじ:鈴木大拙)
という人の
てんらん(展覧)会が 開かれているのを
見つけました
クリンたち、何の知しき(識)も ありませんでしたが、
どうやら
世界的に有名な
「仏教哲学者」であるとわかり、
チットが
きょうみ(興味)を 示しました
パンフレットによれば、すずきさんは、
えいご(英語)で
ぜん(禅)を
紹介する本を出し、
欧米に
「ZEN」ブームを
まきおこした人で
あるらしい
(1963年には、ノーベルしょう(賞)こうほ(候補)にもなったそうです
)
てんらん(展覧)会には、
すずきさんのしそう(思想)を
ひもとく・「書簡」や、
有名人との交流をしめす・「資料」や、
自宅にかざっていた・「観音像」や、
神仏画の「版木」、
絵や、しょ(書)や、民芸のとうき(陶器)が かざられています。
すずきだいせつのこと、名前しか知らなかった・チット
ですが、
すずきさんが、
「西田幾多郎」や「柳宗悦」と
仲良しだったことが
わかり、
けっこう長く 見学していました
お坊さんにはならなかった・すずきさんですが、
えんがくじ(鎌倉円覚寺)での
さんぜん(参禅)や、
学習院や
大谷大学での
きんむ(勤務)けいけんから、
ことば(言葉)では言いあらわしにくい、
「仏教の霊性」
とかいうやつに、
せつめいをつけることに
成功したらしい
「
時々、来日して坐禅する外国人とか見て、
ああいう人って
どこで坐禅にハマったんだろう?
って
思っていたけど、
鈴木大拙みたいに、世界に伝える人がいたんだね~。
まったく、私の知ってる仏教史なんて、
本当に教科書レベルで
お粗末なもんだわ。
・・・・・
今度、鎌倉行ったら、
円覚寺の坐禅の会に
参加しようか?」
と
チットが言いました。
「・・・・いいけど、ザセンって、何するの~?」
「だから、ホラ、
こうやって、足を組んで、瞑想するやつよ。」
(ギュムム~~)
「あうっ
」
「いたあいっ
」
(ク、クリン、ムリ・・) (ゼンって、むずかしい
)