With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

あの頃のまま・・・。

2006年03月07日 | Beatles
今夜は1月にデニー・レインのライブに行って以来の、東京駅すぐ近くにあるお洒落なライブハウス「Cotton Club」に、「The Hamish Stuart Band」のライブを見に行ってきた!。

ヘイミッシュ・スチュアートといえば、80年代後半から90年代半ばにかけてレコーディング、ライブ・ツアーにとポール・マッカートニーをサポートし続けた元アヴェレージ・ホワイト・バンドのボーカリスト・ギタリストだ。


自分は90年、93年のポール来日時に、ともに東京ドームで見てる。
先日のデニー・レインももちろん思い入れ深いミュージシャンだけど、ヘイミッシュも自分にとっては、初めてのポール・マッカートニー・ライブ体験時のバンド・メンバーである。
たぶんポール系の曲はやらないんだろうと予想しながらも、やっぱり行かずにはいられなかった

会場につくといつもの(笑)最前列中央のテーブルに陣取った!。目の前はステージだけっていうのはやっぱたまらない!
開演をおしゃべりしながら待っていると、ハンチングを被った外人のオッサンがステージにのぼってきた。ローディがセット・リストでももってきたのかなと思っていると、あれ、ヘイミッシュ本人じゃん(笑)。
見た目は…、あの頃と全然変わってない!。ちょっと肉付きがよくなったかな?、と思う程度で、「Get Back Tour」、「New World Tour」の時のイメージとほとんど変わらない!。そんな姿を確認した瞬間、なんだろう、妙にテンションがあがってきた!

いよいよライブ本編スタート!。拍手で迎えるとニッコリ首を振って応えてくれたのが嬉しかった。
再び現れたヘイミッシュは白いシャツにラフな濃紺のジャケット、ジーンズという出で立ちで、あらためてあの頃と変わらない姿で演奏をスタートさせた。
腕には、90年の日本公演にも持って来ていた黒い、コントロール・パネルが逆に付けられているテレキャスを抱えている!。バンドが出す音は違うけれども、姿だけ見れば、90年3月の東京ドームのようだ…(あれからもう16年か…ひい!)。

当たり前だけど演奏はめちゃうまい!。あのハスキーなボーカルやファルセットも当時のまんま。ジャンル的には、なんと言えばいいのかな?。ソウルやファンクをベースにして、ジャズやフュージョン的な要素を取り入れたとでも言うのか(自分は音楽的引き出しが極端に少ないなあ)、とにかくオッシャレーな音楽だった(結局その一言か…)。


こんなステージアクションも当時のまんま。


ビートルズ、ポール系の曲はもちろん一切やらなかったけど(そんなバンドじゃなかったし)、完全にヘイミッシュ・スチュアート・バンドのステージで、現役感がバリバリ伝わってくる、急造りのバンドでは決して出せないもの凄いグルーブを感じさせるステージだった。
ポールとの活動も「経験さ…」なんてさらりと笑って答えてくれそうな、そんなカッコ良さがあって、なんだかとっても嬉しかった

90年3月の東京ドーム公演時はまだ高2で、下関から新幹線に乗って見に行ったなあ、とか、93年の東京ドームでは、当時の学生バンドのメンバー4人で見に行ったなあ、行方不明のアイツはホントにどこ行ったんだろ?、なんて感傷にも浸ってしまった
いずれにしろ当時は米粒大にしか見えなかった、あのヘイミッシュが、今、目の前で歌ってる(しかも当時とおんなじ姿で)ということがとても不思議だった。
これからまたしばらく余韻に浸れそうだ。いいライブでした!


会場で買ったヘイミッシュ・スチュアート・バンドのライブCD。
ちゃんとした日本盤で、手作りCD-Rでなくてよかった