ネット上に公開された、「Please Please Me」レコーディングセッション音源の、ボーカルの定位をセンターに修正・修復したアルバム「HEY ZUBE!」
ここから完成テイクを抜粋し、オリジナル・アルバム通りに並べて「ボーカルがセンター定位」になったステレオ版「Please Please Me」を再構築。
西新宿LHからプレスCDとしてリリース。
「Please Please Me 2019 Spectral Stereo Remix」
ご存知の通り、オリジナル盤リリース当時のステレオミックスは左chにドラム、ベース、右chにボーカル、ギター等が振り分けられた所謂「泣き別れミックス」と呼ばれるもの。
これを右chに楽器を残したまま、ボーカルだけをセンターに移動。。。(って最新の編集ソフトってこんな事ができちゃうんですね。カスタムとかはしてるんでしょうけど)
想像以上の出来栄えにびっくり。
レーベル。ここはゴールドパーロフォンのパロディだったらもっと面白かったのに(笑)。
スピーカーで聞くと若干、音の揺らぎと言うか楽器がダブルトラックみたいにも聞こえる箇所はあるも、イヤホンで聴いてみるととても自然な仕上がり(笑)
右chにボーカルが寄せられていることで、マスキングされていた楽器の音にも注意が行き面白い。
もちろん各パートの鮮度はオフィシャル盤に軍配があがるのは当然だけど、これはこれで大いに楽しめる。
モノ・ミックスしか存在しない「Love Me Do」や「P.S I Love You」。
これは逆に左chに演奏を、右chにボーカルをそれぞれ寄せて、さらに奥行も稼いでいて、他の曲よりも自然なステレオ感を獲得しているように感じた。
この2曲は友達にシェアしたい(笑)。
こういうリミックスは、オフィシャルにこそ試してもらいたいなあ。
(自分の中でのリミックスへのハードルがかなり下がりつつある・・・)