はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

とやま

2005-07-13 22:01:32 | Weblog
アパート内覧のためパリをうろうろしていると
思いのほか日本料理屋が多いことに気づく。

いままで殆ど入ったことなかったくせに
何度も見ていると思わずはいってみたくなる。

というわけで、今日はとやまという和食屋にいく。

しかし、メニューにはフランス語表記しかない。
店員さんはアジア人だが、どうもあやしい。
きいたところ、台湾人だという。

焼き鳥盛り合わせ定食と握りずし定食を選択。
メインが出てくる前に味噌汁とサラダがでてきた。
マッシュルームの味噌汁はれんげがついている。
なんとなくお椀に直接口をつけたらマナー違反のような
気がしてしまい、れんげをつかってしまった。

そして、食後の会話
(R:mon Roti de canard, 私:私)

R:実際のところ、箸って不便だし近代的じゃないよね。
私:そんなことないよ、箸のほうが便利じゃん。
R:なんで?きれないし、すくえないし
(フォークとナイフをもつようにして箸を持って実演)

私:それって、フォークとナイフを箸みたいにもって
 不便だって言っているようなもんじゃん。
 箸はシンプルな美しさがあるんだよ。
 小さいものだってこうやってつまめるし。
 フォークでちいさいものってつまめないじゃん。
R:そういうときはナイフを助けにすればいいんだよ。
(いくらの粒を取って実演。)

私:でもよくとれなくて、食べ物が逃げるじゃん。
R:ちっちゃい虫とか食べようとしてるんじゃないの?
 僕の食べものは逃げたりしないよ。

本気でフォークとナイフの方が便利だと思っているらしい。

私:多分ね、和食には箸の方が便利なんだよ。

ということで一応落ち着く。
が、双方納得いっていないに違いない。