仏の心境か？

渡仏当初はすっごい気になっていたのに
だんだん気にならなくなってくるものがある。

たとえば食品用のラップ（日本ならクレラップとかサランラップ）。
渡仏当初はあまりの品質の悪さに使うたびに憤慨していたのだが
今日”あれ、前ほどいちいち怒ってないなぁ”と気づいた。

適応といえば適応だけど、妥協ともいえる。

こちらで生活する分には
ある程度妥協も含めた適応をしていったほうが
精神衛生上はいいだろうけど、このままだと
輪をかけて適当な人になっていっちゃうんじゃないか
とも思う。

そういえば、いろいろなサービスに対する期待値も
こちらに来てから地に落ちた感がある。
フランス人でさえ怒っているのに私は怒ってない、
ってこともあるぐらい。

どちらかといえば、ラップに怒り続けられる
外人としてのみずみずしい感性を持ち続けたいんだけどな。