閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

コーヒーフロートの罠

2010-08-04 13:35:42 | 日々
雪山だと思って歩いていくと、
じわじわと足元から溶けていって、
あっというまにコーヒーの海に落っこちる。

…という、「センター・オブ・ジ・アース」的な話ではなく。

Zさんちから、アイスクリームをいただいたのです。
半リットルのカップ入りを、4個も。

この夏、呼夜は帰ってくる予定がないそうだし、
Mは基本的に「アイスよりビール」の人だし、
ひとりでちびちび食べてるとなかなか減らないな。
もしかしたら秋までもつかも。

と思ってるうちに、猛暑襲来。
猫舌でない閑猫は、夏でも温かい飲み物を好むのですが、
冷房のない家で、この暑さでホットコーヒーは、さすがに苦しい。
それでも朝に1杯だけは飲むんだけど、午後はとても無理。

インスタントの粉でアイスコーヒーをつくってみると、
ブラックではまったく美味しくありません。
でもガムシロップは好きじゃないし、牛乳は買ってないし、
豆乳を入れるのもなあ…

というときに、冷凍庫のアイスクリームを思い出し、
そうだ、コーヒーフロートっていうのがあったっけ!

と、ひらめいたのが運の尽き。
つまり甘い罠は冷凍庫に仕掛けてあったので、
まんまとつかまってしまいました。

人間は体温を維持するためにかなりのカロリーを消費する。
気温が体温に近ければ近いほど、失われる体温は少なくてすむ。
つまり、夏は冬よりカロリー消費が減るわけだから、
摂取するカロリーも、そのぶん少なくていいはず。
夏に食欲が落ちて、あっさりしたものしか食べたくないのは、
理屈にかなった、ごく自然な現象なのである。
夏バテするからって、鰻など食べる必要はない。
脂肪分の多いアイスクリームも、本来は冬にこそ必要なのだ。
そもそも、アイスクリームって、電気冷蔵庫もなかった時代には、
天然の氷のある季節にしか作れなかったんだし。

なあんて、ぶつぶつ言いながら、きょうも作る。

…美味しいんだよね。コーヒーフロート。
コメント
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