絵本『ベンチがひとつ』(絵・鈴木まもる/講談社)
26年ぶりに新装版で復刊です。
公園のベンチの一日を描いた絵本なので、
木陰のベンチで写真をパチリ。
左端にうつっているのは、例によって茶々姫の足。
(なにしろ撮影が大好きな子で・・)
26年・・ですねえ。
なかなか感慨深いものがあります。
「いいえ、ちっとも古くなってませんよ!」と
みなさんおっしゃってくださるそうで。
ありがとうございます。
出てくる人が誰もケータイ持ってない、とか、
子どもは誰もゲーム機で遊んでない、とか
今は鳩に餌あげちゃいけないんだっけ? とか・・
時代の流れを感じるのは、そんなところでしょうか。
新装版の内容は、前のものと変わりません。
裏表紙だけ、バーコードを入れる必要上
(そう、26年前はまだバーコードがなかった!)
絵柄が全体に縮小されています。
この絵本は、とにかく「絵」がこまかくたくさん描いてあります。
上のページなんか、見開き画面いっぱいに子どもたちが
ひなあられか音符のように散らばっていて・・
猫たちもみんな幸せそうで・・
そして、この当時、自分が好きだったものは、
いまでも変わってないんだな、と思いました。
作者と画家のコメントは →講談社・絵本通信
(たぶん6月24日ごろまで掲載されています)
ちょっと中を見るのは →こちら
そうそう、ついでに・・
こちらがアメリカ版(Kane/Miller Book Publishers 1988)
中は日本語・英語併記になっています。
"The day has just begun."
という文章で始まる。なかなか良い雰囲気。
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新装版 ベンチがひとつ |
竹下 文子/鈴木 まもる | |
講談社 |