オキナワスズメウリ。
というのは、カラスウリの仲間ではなく、観賞用のウリ科の植物で、
食べられないけれど(有毒という説あり)、どうみても誰かが色塗って
こしらえたとしか思えない、おもちゃっぽい色と模様が面白い。
白い縞のある緑の実が、これから熟して赤くなると、
さらに「植物ばなれ」した不思議なものになる。
つる植物は、ごっちゃごちゃになることが目に見えているので我慢・・
していたところ、通りすがりの園芸売り場でちっこい苗をみかけて、
ついつい出来心で買っちまったのがやっぱり間違いだったようです。
見るからにひよわそうだった苗が、みるみるたくましく成長し、
枝分かれして伸びるのなんのって、もう大変なことに。
早くも実がい~っぱいついておりますが、これがこぼれ種でふえちゃったら、
来年はいったいどうなるんでしょうか。
「つるはつるを呼ぶ」ということわざがある。(つくった!)
1本がのぼり始めると、われもわれもと、そこらじゅうのつる植物が
集まってくる(ような気がする)。
沖縄スズメウリのパワーに便乗して、朝顔(種まいたっけ?)とか
ルコウソウとか、あるいは野生のセンニンソウとかヤマイモとか、
先を争ってよじのぼり、もつれあい、わさわさと茂ってジャングル化する。
その足元(つまり畑)は、Mがなぜか今年はサツマイモとスイカの苗を
植えたため、これまた一面につるが伸びて足の踏み場もなくなっている。
この夏はどうも失敗が多く、へこみっぱなしである。
まず、やっぱり、というか、採れすぎキュウリの塩水漬けに失敗した。
味はわるくないものの、どうにも塩辛すぎて消費できない。
(昔の食生活からすれば、これで正しいのかもしれない)
10キロ用のレシピを単純に十分の一にしてはいけなかった。
たしか前回も同じことをやって失敗したのだ・・ということを
あとから思い出し、二重にへこむ。
次に、ゴーヤ。
これだけは鹿が食べないからと、自信をもって、外回りのフェンスに
這わせるつもりで植えたところ、花が咲き出したところで外側からひきちぎられ、
ふりだしではないが、大幅後退を余儀なくされた。
どうも、本気で食べる気でなく、ちぎっただけで放ってある。
試しに食べてみたらまずかった、ので腹いせ、かも。たちが悪い。
それから、青じそ。
毎年、ほっといてもよくできるので安心していたところ、
なぜかちっとも生えてこない。
あわててあとから種を買ってきてまいたが、時期が悪かったか、
害虫のせいか、発芽しても次々に消滅してしまう。
ゴーヤと青じそは、一番暑い時期にこそ欲しいものなのに、
かなり、がっかり。
じゃがいも。
土寄せをすっかり忘れたため、上のほうが緑化して食べられなくなった。
ただし、これは台所で芽が出た「1個」を埋めて放置していただけなので、
そのわりに収穫はあったといえる。
市販のおじゃがの2~3倍もある大きいのがいくつも採れたんだから、
今年も高配当の芋式投資でした。
最後に、梅干しも失敗・・しつつあるような、やな予感が。
週間天気予報と8月の各種予定をにらみ合わせ、
ここしかないだろうと思って干しにかかったところ、
「県」の予報と「うち」の天気はぜんぜん違うのだった。
さらに台風の動きが予想外に遅くて、雨雲をひっぱり続けているらしく、
なかなかすっきり晴れず、湿度が高くてうまく干せない。
今年の(Mがもらってきた)梅はだいぶ熟しすぎていたので、
漬けている間から心配だったが、ざるにのせたら重みでつぶれ始めた。
これじゃ、いくら干してもダメなんじゃないかなあ。
冷蔵庫にはとても入らない量だし。
ううう、どうしよ。
別館の関係でサンゴロウを読み返し、これまたいろいろとへこむのであった。
ひとつは、いまになって(たぶん自分にだけ)わかる反省点。
サンゴロウに限らず、10年20年たつとほとんどの作品は
書き直したくなるのだけれど、なかなかそうもいかない。
もうひとつは、サンゴロウの「強さ」に、ついていけないという気持ち。
「おまえねえ、ただしいことばっかりいうなよ。
世の中って、そんなにただしくできていないんだよ」(『やまねこの島』p.20)
というナギヒコ先生のせりふのほうが、いまはずっと自分に近いような気がする。
書いた時期とくらべて、あきらかに自分自身が弱ったのを思い知らされる。
すこし寂しい。
(まあね、年とともにますますパワーアップする、というのも、それはそれで
恐ろしいというか、不気味なものがありますが・・笑)
さてさて、へこみっぱなしではしょうがないので、
何かしゃきっとするものを、と・・(ごそごそごそ)
あった~!(←四次元ポケット?)
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危険!踊る洗濯機 (動画)
これって、現代の「付喪神」でしょうか。
本日のゲスト
サ・ワ・ガ・ニ・さん。
「はっ? あ、あの・・あたしっ?」
と驚くキミのつぶらな瞳が可愛い。