いつもの水玉りこちゃんに代わって、ニコ。
うちに来た当初は、こういうものが全然撮れなくて、
「どこ見ていいかわかんない!」と混乱していたニコも、
いまではすっかり慣れて、ほっといてもすんなりピントが合う。
「ああ、またそれ。はいはい」と。
パソコンやカメラを擬人化する趣味はオバサンぽいと言われた。
そうかしら。
そういえば携帯電話には名前がない。
代々、ただの「ケータイ」である。
名前をつけるほど使わないし、頼りにもしていないからだろう。
パソコンは「ハチコ」だったが、1年で「テンちゃん」に進化したため、
まだ多少人格が混乱しているふしがある。
テンちゃんには、コルタナというAIアシスタントもいるけれど、
必要ないし興味もないので、一度も呼び出したことがない。
AIというなら「ニューロマンサー」くらいのが出てきてくれなきゃ
つまらないじゃないですか。
よく研いだ釣り針には、ときどき思いがけない獲物がかかる。
ベストショット。
本日のゲスト。
うちのきなこ…ではありません。似てるけど(笑)
友人の家の庭で目撃されたアナグマです。
(Mさん、merci photo !)
先日。車がすれ違いできない細い道を時速15キロくらいで走行中、
前方にひょこりとアナグマがあらわれた。
中型犬くらいだが、足が極端に短く、頭が小さいので、犬には見えない。
のこのこと道を渡り、途中でふと立ち止まり、5秒くらいこっちを見て、
特にあわてる様子もなく、のこのこと渡り終え、やぶに消えた。
その翌日、違う時間帯に、またその道を通ったら、まったく同じ地点で、
今度は逆方向に道を渡るアナグマを見た。
おそらく同一個体だろう。渡るしぐさも、テンポもまったく同じ。
道の片側は草むらからすぐ山の斜面。反対側は一段低い田畑である。
山と耕作地を、決まったルートで行き来しているのだろうか。
車を停めて、山側をのぞいて見たら、薄暗い斜面には
いかにもアナグマ家族向きの穴や隙間がいくつもありそうだった。
アナグマも、タヌキも、作物を荒らす害獣ではあるけれど、
鹿や猪ほど深刻な脅威ではないし、こういう不器用そうな動物が
ときおりのこのこ歩いている里山というのは、いいものだと思う。
本日の「いいね!」
おやゆび姫
ドイツのアニメーション作家 Lotte Reiniger(1916-1981)の作品。