紫のクロッカスが一斉に咲き出した。
カメラの「絞り」というものが、いまだにちゃんと理解できていない。
絞りを「開ける」「しぼる」という用語がなんとなくまぎらわしい。
ふつう「絞り込む」と言ったら、一点に集中してピントを合わせる(そこ以外はボケてもかまわない)…というイメージじゃないでしょうか。
逆に「開放」すれば、開放的に、広く何でも入ってきて前も後ろもハッキリ写る…ような気がする。
「絞り値が大きい」というと、暗いところで猫の瞳が「大きく」開いていて、光をたくさん取り込んでいるイメージだし、「絞りを小さく」すれば、猫の目がすーっと細くなる…と、思いません?
マニュアルをよくよく読んだら、これまでの閑猫的認識がぜんぶ逆だった! ということがわかった。
絞りを「しぼる」と、絞り値は「大きく」なり、猫の目は細くなり、被写界深度は深くなり、ピントの合う範囲は広くなり、上のような狙ったとこ以外がボケた写真が撮れ…ない(笑)。
<追記>
さきほどW先生に教えていただき、ここまでの部分を修正しました。
(まだ違ってるかもしれないけど!)
要するに、「わかった」といっても、ほんとは全然わかってないので、みなさん信じないでください。
このカメラは自分で買ったものではなく、最初から使用説明書の類は何もついていなかった。
ごく基本的なこと(充電のしかた、とか)は、メーカーのサイトからダウンロードした「スタートガイド」で調べたので、いちおう撮ることはできている。
その先は「活用ガイド」に書いてあるらしいのだけれど、このPDFマニュアルという奴、紙媒体に慣れた頭には、ものすごく使い勝手が悪い。
検索すればその場所にぽんと飛ぶ。それは便利だが、行った先がどこだかわからない。
戻ろうとすると、さっきいた場所がどこだか、もうわからない。
そもそも、何というキーワードで検索すればいいか、正確な用語がわかっているならいいけれど、そこからわからない人は駄目なわけで、「該当する項目がありません」と言われて立往生するばかり。
いいかげんに見当をつけてページをぱらぱらめくっているうちに、「ああ、これこれ。これを知りたかったのよ」というところにたどり着く…という昔ながらのやり方が、やっぱり便利だと思う。
たどり着いた場所で、一息入れたら、ゆっくりまわりを見回して、「へえ、こういうこともできるのか」と、そのへんの景色を記憶にとどめておく。
次にそれが必要になったときは(正確な名称を思い出せなくても)漠然と「そのへん」に行ってきょろきょろ探せば、たいていみつかる。
あるいは、目的のものがみつかる前に、たまたま目についた何かに興味をひかれ、またそれを頭のすみに入れておく。そんなふうにして、知らない世界にちょっとずつ踏み込んでいく。
最初からデジタルで育った人には、きっとデジタルなりのコツがいろいろあって、それを自在に使いこなし、特に不便を感じたりしないのかもしれない。
だけど、分厚い説明書のしょっちゅう見るページだけ手擦れでよれよれになってたり、自分しか読めない暗号みたいな書き込みがしてあったり、という親しみ深さは、PDFには絶対ない紙媒体ならではのもので、わたしはそんな時代に育ってきてよかったと、このごろしみじみ思うのです。
ヤナギのネコさんズも帽子をぬいだ。
ほら、できたての、ほわっほわだよ。
そして、クレちゃん!
そこで得意そうな顔をしてるけど、
鳥さんの餌台に乗ってはいかんのだ。
本日の「いいね!」
「透過光」と「反射光」。PDFが頭になじまないのは、それもあるのか。
おまけ。
ラーメンって「日本のカルトフード」だったの?