いつのまにかアセビも咲いていた。
春の水玉、ぽちっと…
ぽちっと。
近ごろ、卵にもいろんな名前がつくらしい。
あまり考えず買っているが、冷蔵庫に入れるときに見たら「ほめたま」と書いてあった。
前回買ったのは「てるたま」。それぞれメーカーは別。
「ほめたま」って、めんどりさんをほめて、特別いい卵を産んでもらうのだろうか?
…と思ったら、「毎日のたまご料理で、みんな喜ぶ、ほめられる」とのこと。
べつにほめられませんが。
たまご料理ったって、ゆで卵くらいしか作ってないし。
卵はとても完璧で美しい形をしている。
料理で割るとき、いつも罪悪感のようなものを感じる。
なんだか、しちゃいけないことをしているみたいで。
食べる人数分だけは割れるが、それ以上となるとかなり勇気がいる。
アメリカの小説にあるみたいな「卵4個のハム・アンド・エッグス」などもってのほかだ。
ゆで卵は、先に割らずにすむので、一番作りやすい。
食べちゃうことに変わりはないけれど。
わたしが小さかった頃、スーパーでも食料品店でもなく、卵だけを専門に売っている「たまご屋さん」があった。
台の上に敷き詰めたもみがらの中に卵がたくさん並んでいて、おばあさんがひとつひとつ手に取って、ぶらさがっている電球に透かし、悪くなってないかどうか確かめてから、新聞紙に5個ずつ並べてきっちり包んでくれる。
子どもの目にも熟練とわかるその手つきを、黄色っぽい電球の色とともに、よく覚えている。
記憶の光景は下から見上げるアングルになっていて、おばあさんのかっぽう着が白く、背景は暗くてほとんど見えない。
台の上にちょうど顔が出るくらいの背丈だったのだな、と思う。
本日のにゃんこ。
カルディの猫の日福袋いただきました。
妙子さん、ありがとうございます。
そして、本日のクレ。
今夜は、ここだよ。
本日の「いいね!」
The Walled Off Hotel
パレスチナ自治区の壁の真ん前にオープンしたホテル。
キャッチフレーズは「世界最悪の眺め」。
(バンクシーって、こういうヘンなものをプロデュースした人です)
↓
悪夢のテーマパーク「ディズマランド」