閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

あじさい・その2

2017-06-21 17:18:22 | 日々

 

ゆっくり色づき始めた「てまりてまり」。
ほんの一枝挿し木したのが、4年で驚くほど大きな株になりました。
この品種は秋に花まで紅葉するのが楽しいんだけれど、それは気候などの条件に左右されやすい。
どうかなどうかなと様子を見ていると剪定ができないし、冬に切ると翌年咲かないというのが悩みどころ。

 

紅がくちゃんは、こんなに濃い色に!
今年の花は1つだけだったから、来年は2つ咲かせたい。

 

そして、カットワークレースのようなアナベル。

 

天からの水が欲しいなんて書いたら、来ました。
じょうろでまいてくれればいいものを、バケツでどどっと。
気前よすぎる、大変などしゃ降りです。
このごろのお天気は両極端。

「ちょっと燃しゃぁ、がっと燃す」
むかし祖母が言っていた。
燃すというのは、たぶん薪で焚くお風呂のこと。
ぬるいからちょっと燃してくれと言われたのに、がんがん燃して熱くしすぎてしまう。
ほどよい加減にできない、不器用で気の利かない人のことをいうのだろう。
祖母は大津の生まれで、熊本に嫁いだ。大正末期のことだ。
元警察官の祖父は、ずいぶんと気難しい人だったらしいから、祖母にしてみれば、それは「さんざん言われた小言」だったのかもしれない。
終戦の直前に祖父は持病で亡くなった。
おじいちゃん…といっても、いまのわたしより若い年齢だ。
古い写真と位牌でしか知らない人の口癖を、なぜかわたしが思い出している。
「がっと降る」のはやめてほしいです。

 

桑の実ももうおしまい。
ちょこちょこ摘んでは冷凍してあったのが600gほどたまった。
雨降りだから、きょうは最後のジャムを煮ましょう。

西側の沢のすこし奥へ行ったら、地面に点々と黒いものが落ちていた。
大粒の桑の実だ。
あれ? こんなところに? と見上げてきょろきょろ探し、やっとみつけた。
幹回りが人の胴より太いくらいの大きな木で、高い高い枝に実がなっている。
30年も暮らしていて、この場所には何度も来ているのに、これが桑の木だとは知らなかった。
桑がこんな大木になるものだとは思わなかった。

同じ沢のもうすこし下流に、太さは半分ほどだがじゅうぶん大きい木があり、こちらも足の踏み場がないほど実が落ちている。
桑は個体差が大きくて、葉の形や実の大きさなど1本ずつ微妙に違うけれど、この2本はタイプがよく似ている気がする。
どちらもあまりにも高すぎて、人が採ることはできない。
(拾うのはNG。あとの処理が大変だし、美味しいジャムにならない)
届かなくても、豊かに実っているものは、見るだけで嬉しい。
きっと一番奥の木が、このあたりのみんなのグレートマザーなのだ。

桑は実生でよく増えるし、根がとても丈夫で、切っても切っても切り株から生えてくるほどだけれど、鹿が跋扈するようになって以来、この一帯で若い木はまったく育たない。
お母さんは悲しんでいると思う。



本日雨天につき、先日のにゃんこ。



木陰のクレちゃん。

 

「なに?」
なんでもないよー。

 

本日の「いいね!」

赤ちゃん象シンディ、走る!

ご機嫌でホロホロチョウ軍団を追っかけ回しております。
すごく楽しそう。
スウェーデンのボラス動物園にて。

 

コメント
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