まるくボール状にかたまって咲くシオデの花。
つる草。葉はちょっと山芋(自然薯)のようだけど、葉のつけねから巻きひげを出してからみついてのびる。
この様子、何かに似てると思ったら、サルトリイバラと同じだ。
こちらがサルトリイバラの花。
サルトリイバラはその名のとおり茎にトゲがあってかたい。
シオデはトゲなしでもっと柔らかい。
春に地面からにょきにょきと立ち上がってくる新芽は、山菜として食べられる。
お味はグリーンアスパラ風だけど、細いからよほどたくさん採らないとおかずにはならないし、芽を摘んでしまうとそれっきりだし。
なにしろつる草だから、これを保護して増やすというのは非常に難しく、それだったらアスパラを栽培したほうがずっと早い。
この場所は、たまたま何年か放置していたところ、柵のてっぺんに思う存分からみつき、いつのまにか花がつくまで育っていた。
以前はこの柵ぎりぎりまで鹿が来ていたので、シオデなどはのびるひまもなく食べられてしまい、ぜんぜん大きくなれなかった。
今は外側にもうひとつ柵ができたから、古い柵は撤去してもいいのだけれど、シオデの他、クマヤナギ、ノブドウ、アケビなど、つる草たちの良い遊び場になっている。
これも放置したままだとぐっちゃぐちゃになってしまうので、ときどき交通整理をしてやる。
閑猫にも良い遊び場。
ナワシロイチゴ。
地面を這うように広がり、高くはならない。
草の茂る季節なので埋もれてしまい、実がなっても気づかないことのほうが多い。
日本のラズベリー。
こういうベリーは、歯で噛むと種があたるので、舌と上あごの間で食べるのがコツ。
噛まずにごっくんして!と言うと、みなさん「え~?」とおっしゃるけど、一度やってみてください。
ジャムなどに加工するほどの量は採れたことがない。
ほんの味見程度。まあ見るだけでも良し。
梅雨時には珍しく晴れた七夕の夜。
星を見るにはちょっと月が眩しすぎる。
天の川に行ったら「本日貸し切り」の札が出ていたので、しばらく月見をして帰りましょう。
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