閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ミギテちゃんとヒダリテちゃん

2023-02-24 15:33:53 | 日々

グッモーニン。
ウグイスの初音を聞いたのは5日ほど前の朝。
まだ「ホーーーホケキョ」と長くひっぱった艶のある声ではなく、「ホケチョケ?」と数回だけ。ウグイスであることは確かだけれど、その後は聞こえない。
『早春譜』の歌詞にあるように「歌は思えど 時にあらずと声も立てず」。

また別の日、くちゅらくちゅらと、何やら複雑な鳥の声がする。「あれ、何?」と耳をすましていたら、ちらっと聞き覚えのあるフレーズが入り、ガビチョウだとわかって「なあんだ」と。
回転数が上がって調子に乗ってこないと、まったくガビちゃんらしくない。
この子の場合は「初音」というより「試運転」かな。

 

沈丁花が咲き始めた。
この花を見ると、受験生のころを思い出す。たぶん通学路に咲いていたのだろう。香りは好きだけれど、同時にあまり楽しくない記憶もついてきてしまうので、見た目に明るい斑入りを選んで買ったのです。

Mは、キンセンカを見ると受験シーズンだなあと思うそうだ。美大受験生がよく描くモチーフとして。
そういえば、昔は2月の花屋に、いまほどたくさんの種類の切り花はなかった気がする。キンセンカは比較的安価でボリュームのある花だ。わたしには仏前に供える花というイメージがつよいけれど、育った家には仏壇というものがなかったから、そのイメージの出どころはよくわからない。

 

ねこやなぎちゃん。帽子をぬいだばかりなので頭とんがってる。

 

雨のあと。

 

 

ひと月ほど前になくした右の手袋がみつかりました。
出先で落としたと思い、聞いてみたけれど、落し物としては届いていないとのこと。もうあきらめて、同じメーカーのを買って使っていたのです。オレンジがなかったので、かわりに黄色を。
というわけで、オレンジ・ミギテちゃんとキイロ・ヒダリテちゃん、初のご対面。

みつかった場所は、自宅。整理箪笥の引き出しの中。開けたらそこにちんまりと入っていたので、びっくりした。
手袋類はいつも一番上の引き出しにしまってある。でも、ミギテちゃんがいたのは、一番下の、靴下などを入れている引き出し。いったいどうしてこんなところに?
ひと月の間に、そこは何度も開け閉めしている。オレンジ色のものは他にひとつもないから、見ればすぐわかりそうなものなのに、全然気づかなかったとは!
(もしかして、この子たち、引き出しの裏の秘密の通路を通ってコッソリ行き来してるとか…じゃないよね?)

こういう指先のあいた手袋って、昔は(なんかこのごろ昔話が多いわねえ・笑)商店のおかみさんなどがしていた。そろばんやお金を扱う仕事は、指のある手袋ではやりにくい。漫画のいじわるばあさんがしていたような気もするけれど、その記憶はちょっとあやしい。
いまは「スマホ手袋」と名前がつき、若い女性も使うものになったので、デザインがおしゃれになって色もいろいろある。冬に指先の冷えやすいわたしは嬉しい。出かけるとき、どっちの色にしようかな、と迷う。ほんとは二つも要らないけれど、ちょっとした選択肢があるというのはいいものだ。
これ、左右色違いで使っても、いいんじゃないかしら。
このつぎ片っぽなくしたときは、そうしましょう。
(その前に、なくさないよう気をつける!)


本日のにゃんズ。

クレちゃんは食卓のわたしの椅子(のクッション)が好きで、ちょっと立った隙に素早く取られてしまう。
新しいクッションを買ってきて、空いている隣の椅子に置いてあげたら、気に入ったようで…

 

よしよし。
これで一件落着、と思いきや…

 

クレちゃんがちょっと立った隙に「ボクもボクも!」とコマ吉が。
(そして、ふりだしにもどる)

コメント
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