・・西施が合歓の花。
芭蕉の句でしたっけ?
上五は何だっけ。
お隣の四季咲き合歓という品種。
これも嫌写植物で、とにかくピントが合わないのです。
蜘蛛の糸の紗幕ごしで、さらにピンボケ西施。
ミズヒキの花に水玉。
がんばって、アップ、アップ。
イネ科の植物は多く、見分けがつきにくいけれど、
赤紫がかったビン洗いブラシの穂はチカラシバ。
ちょっとやそっとで引き抜けなければ、チカラシバ。
ヤブマメの花。4つついて、シャンデリアのよう。
・・と真鈴さんが言っているのは、鶴首南瓜。
きゅうりでも、へちまでもなく、かぼちゃの一種です。
愛知県の伝統野菜と聞きましたが、
ヨーロッパにもアメリカ大陸にも似たようなかぼちゃはあり、
どこがルーツなのでしょうか。
これで長さ60cm、重さ2kgくらい。
(ちなみに真鈴のシッポは27cm)
大きいし、ずっしり重い。
種は端のふくらんだ部分にだけ入っています。
お隣からいただいた苗を、畑のすみに植えたところ、
たった1株がどんどんひろがって・・
夏の猛暑で、あまり畑の様子を見に行かずにいたところ、
その暑さが性に合ったのか、エネルギッシュにつるをのばし、
這い回り、這い上がり、気づいたときには足の踏み場もなく、
陸に上がったクラーケンがお昼寝中のような光景。
あちこちにお化けきゅうりのような緑の実がゴロゴロと。
ところが、このかぼちゃ、熟すのがたいそう遅いらしく、
花が咲いてから80日もかかるとか・・
そのうち秋冬物の種をまかねばならない時期になり、
やむをえず、実を2個だけ残して「片づけられて」しまいました。
まあ、あんまりたくさんとれたって困りそうだけど。
お味のほうは、切ってみないとわかりません。
ホクホク、ではなく、しっとりタイプの品種です。
1か月くらい置いたほうが甘味が増すそうなので、
ハロウィンから冬至までが食べごろかも。
きななは、おそるおそる。
すぐ逃げられるように首だけのばして
「鶴首猫」になっております。
ところで、
「マドちゃんは、なんでマドちゃんなの?」
とMにきかれたので。
そりゃーもちろん、スペインの名門サッカーチーム、
レアル・マドリードにちなんで・・
・・ではなく(笑)
最初に見たとき、可愛い顔立ちで声もソプラノだったので、
とっさに「マドレーヌ」と呼んでしまい、
じつは男子だったので、あとで「マドリーノ」と改名したのでした。
ボクですか?
別に、いいですよ、名前なんか。
ボクがボクであることは、このボクがちゃんとわかってるので。
でも、マドちゃんと呼ばれて、悪い気はしません。
うん。いいんじゃないかな、飼い猫っぽくて。
マドリでも、マドリンリンでも、何でもオッケーですよ。
あ、すいません、ゴハンのおかわり、もらえます?
気温が下がり、みるみる15℃に近づいてゆく。
すもも嬢さんが、この場所から動かないのは、
ノートPCの通風孔で「暖をとっている」からなのです。
熱エネルギーの有効利用。
かしこい嬢さん。
15℃というのは、冬の夕方に「ストーブつけようかなあ」という
およその目安の室温。
だけど、今はまだ冬にくらべてずっと薄着だし、
ソックスははいたけど、スリッパははいてないし。
この温度計、ほんとに正しい?
それに、10月初旬からストーブを焚いたというのは、
この26年間で一度も記憶にない。
ついこのあいだまで「暑い、暑い」とぼやいていたのに、
すぐに「寒い」と言ったりしては、申し訳ないような気がするので、
なるべく言わないようにしている。
去年のこぼれ種で、いっぱいふえたトレニア。
半日陰になる庭でも元気に咲く植物は貴重。
奥の赤いのはキャットテール。
このへんだけ見ればまだ晩夏のよう。
夜、階下で、マドリがカリコリとごはんを食べている。
お泊りしていくつもりかな。
金木犀が香りはじめたのは、一昨日あたり。
上を向いて写真を撮りながら、「香りが写らない・・」と思う。
北海道のお友だちに、とどけてあげたいのに。
今年も吊舟草。
毎年見ても、何度見ても、不思議な形。
マルハナバチが蜜をあつめにもぐりこんでいく。
ちょうどすっぽり入れるのが、うらやましく思える。
うちでは「蜂鳥さん」と呼ぶオオスカシバは
(鳥ではありません、透明な羽をした蛾の一種)
入口でホバリングしながら素早くストローで吸っていく。
山芋のつるに、むかご。
「零余子」と難しい字を書くのですね。
ポケット一杯とれたら、炊き込みごはんにしよう。
ドウダンツツジ。
南側の一枝だけ、紅い花のように色づいていた。
鹿の声がする。
朝夕だけでなく、日中もよく鳴いている。
この数年で、ずいぶん近くまで来るようになったし、
たぶん数も増えたと思う。
植えたばかりのレタスを食べないでほしいなあ。
よくこねて まるめ、あたたかい窓ぎわで ねかせます。
じゅうぶん ふくらんだら・・
のばして 両面を日にあて こんがりやきます。
(絵はM。スケッチブックにボールペンで)
ついに誘惑に負けて、ホームベーカリーなるものを購入。
節電が必要なときに、家電製品を増やすのは心苦しいけれど、
パンを買いに行くにはガソリンを使うのだし。
わたしは手でこねるパンはまともに作れたためしがない。
いつも買っている食パンが最近また値上がりしたのと、
もうちょっと油脂分の少ないパンが欲しくなったため、
こういう道具があれば、うちで作っても、いいかな、と。
水と塩と砂糖とバターと小麦粉とドライイーストをほうりこみ、
スイッチを押せば4時間後にパンが焼き上がっている。
炊飯器でごはんを炊く手間とさほど変わらない。
なんというか、至れり尽くせり、たいそう親切な機械である。
ほとんど「パン焼きロボット」と呼んでもいいくらい。
家庭でこういうものを使うのは機械に弱い人が多いはずだから、
メーカーとしては腕のみせどころかもしれない。
求められるもの、便利なものを作ること。
それを誰にでも使えるようにすること。
そして、使い方を上手に説明すること。
たぶん家電メーカーは、その3種類の人材を揃えているのだろう。
焼きたてパンがおいしくて食べ過ぎて太るから危険・・
という話もよく耳にするけれど、わたしは焼きたてパンは
むしろ胃にもたれるので、1日おいたぐらいのを
薄めに切ってトーストして食べるのがおいしいと思う。
(ので、太る心配はない、のかなあ、本当に?)
さてさて、ごはんもパンもおうちでできるようになると、
あと必要なものって、何でしょう。
・・ホームキャットフードメーカー?
いや、それは、ないね。
買ってきます。
(上の画像は、ホームベーカリーで焼きたての・・
ではなく、その空き箱に入って幸せな真鈴さん)