閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

きゅうり納豆

2014-08-10 11:10:37 | 日々

 

 

暑いけれど、タンパク質もある程度とらねば、と思って
適当に考えた「きゅうり納豆」が意外に美味しい。

きゅうりを、冷し中華みたいにせん切りにして、さらに小口から刻む。
つまり、みじん切りです。
それを納豆と半々に混ぜる。
それだけ。
納豆についているタレが好きなら使ってもいいし、
醤油でも、ポン酢でもいい。
きゅうりの他に、みょうが、オクラなどもあるといい。
梅干をこまかくたたいて、青じそも刻んで、削りぶしをかけてもいい。
そのまま食べたり、ごはんにのせたり、冷やっこにのせたり、
するするとお茶漬け的に食べられて、暑い日にはうれしい。

よしよし、これできゅうりも少しは消費できるぞ、と思ったら、
いつのまにか、きゅうりもなすもピークを過ぎ、勢いが衰えつつある。 
一方、オクラとゴーヤは、いまだ実のひとつだになきぞ悲しき。
毎年、いろいろと配分を考えるけれど、たいていこんなふうに
「とれすぎるかと思えば、ぱたっと何もとれなくなる」のですね。

台風が来る前にと、ピーマンののびすぎた枝を切り詰める。
しげった葉の中に、白い花やビー玉くらいの実がまだたくさんついている。
この葉っぱは捨てないで佃煮にすると美味しい。
茎からちぎりとり、花も若い実も一緒にして、ほうれん草をゆでる感じで
さっとゆでて水にとり、きゅっとしぼる。
これをサラダ油で炒めてから、醤油、砂糖を入れて煮詰める。
煮ると葉は黒っぽい色になり、味はピーマン本体にはあまり似ておらず、
小皿にちょこっと盛って出せばたぶん誰にも何だかわからないと思う。

秋にさつまいもを収穫すると、地上部分が大量に残るけれど、
その茎(葉柄)もけっこう食べられる。
ふきのように皮をむいて炒め煮にすると、しゃきしゃきした中に、
ほんのり芋と同系統の甘みがある。
こういう副産物は、家庭菜園ならではのお楽しみだし、
食べられるということを知っているだけでもうれしい気がする。

 




で、わたくしがきゅうりを刻んだりしている間、
Mは新築のN大病院に1週間カンヅメになって、朝5時から夜7時まで、
ぴかぴかの白い大きな壁にお絵かきをしておりました。

手前の青いシートは台車で、塗料や道具と一緒に図鑑なども乗っている様子。
フロア全体、廊下から室内まで、動物や鳥を250くらい描いてきたとか。
(写真はわたしが撮ったのではありません)


 

3つある診察室には「はい、おくちあーんしてねー」の猫さんが。
(デスクや棚のスペースが先に決まっているため、この位置に)

 

 

 

ここは7階の窓から鳥たちが舞い込んでくるイメージとか。
こういう病院なら行ってもいいかな・・といっても、
絵があるのは小児科フロアだけなので(笑 
オープンは10月頃だそうです。

 

 

本日の「いいね!」

テレビ・スマホの子守は危ない! (動画)

ちょっと長いですが
(それに、これだけがすべてではないと思いますが)
これから子育てをするかもしれない人は観ておくと良いと思います。

 

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薄荷水

2014-08-09 15:30:19 | 日々


今年はミントティーというより薄荷水だ。
ミントは日本ハッカ。
きれいな葉を5枚くらい摘んでカップにいれ、熱湯をそそぎ、2~3分。
長くおくと風味をそこなうので、早めにひきあげる。
これに蜂蜜などで甘みをつけてもいいけれど、
水分補給用なら、甘くしないほうがさわやかで飲みやすい。
すぐ飲むときは氷をたくさんいれる。
わたしは、朝1カップ作り、それを倍に水で薄めて、
ペットボトルに入れて冷蔵庫で冷やしておく。
出かけるときはサーモスに移して持っていく。
味をつけていないのに、かすかに甘く感じる。
すっと薄荷の風が喉を通る。

 

このように茎に段々に花がつくのが日本ハッカ。
西洋のミントは先端に穂になって咲く。
 

 

 

 

立秋。みごとにひろがったうろこ雲。

 

 

巨大な古代魚のようなものが悠然と泳いでいく。

 

 

「まだまだッ!」と下から盛り上がってくる入道雲。

 

本日の「いいね!」

そうだ、夏が終わる前に、これも。

3Dビーチアート

ニュージーランドのアーティスト Jamie Harkins の作品。 

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聞きなし・うぐいす

2014-08-08 10:22:27 | 日々


「ほう法華経」という古典的な聞きなしが、あまりにもぴったりで
わかりやすいため、それ以外のを考えても思いつかない。
一方、谷渡りと呼ばれる長いカデンツァの部分は、複雑すぎて、
これまでなかなか日本語があてはまらなかったが、
明け方、いろんな鳥がチュクチュク鳴き出す中で、突然に、

ふ~~ふふふふふふっ! マジかマジかマジかマジかマジか
ビックリした?ビックリした?ビックリした?ビックリした?
へえ~~~ おばちゃん!

はっきりとそのように聞こえたので、マジびっくり。

ここらにいる今年のウグイス君は、ホーホケキョと言わず
「へー、おばちゃん」「ほー、おばちゃん」を連発するのである。
こういうのって、ウグイスの世界では、独創的と評価されるんだろうか。
それとも、下手すぎて誰にも相手にしてもらえず、
だから8月になってもまだ鳴いていたりするのかな。

画像は、本文とは関係ない、アスパラガスの実。

 

本日の「いいね!」

鳥ではありませんが・・ヴォーカルコミュニケーションてことで。

トロンボーン吹いておうちに帰ろう(動画)

いやあ、これは、楽しいぞ。
 

悠長すぎると思った人には、もっとてっとりばやいのを。

全員集合ッ!(動画)

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こかげ

2014-08-07 08:48:01 | 日々

道の上で、暑くないですか、真鈴さん。

 

あら、平気よー。

木陰だもん。

 

誰も来ないし。

 

あ、オニヤンマ来た。

 

 

じゃれて遊ぶような若い猫は現在いないけれど、
優秀なハンターの真鈴は、動くものに敏感で、ヒモ類にはすぐ手が出る。
この子が膝にいるときはイヤホンは使えません。
返してくれえ、カメラのストラップ。 

 

 

オオマツヨイグサ。
咲いたところ、と言いたいけれど、朝です。
もうしぼむところ。 

 

本日の「いいね!」

38℃の日は暑いのに38℃の風呂に入ると熱くないのはなぜか

中学生の自由研究です。面白いので、Tamaさんからシェアして、
W先生に、トス。 

で、うちはもう、夏はお風呂わかさないでシャワーだけなのですが、
お仕事で冷房の中にいる人は、汗が出なくてかえって夏バテしやすいので、
ぬるめのお湯に浸かるなどしたほうが良いそうです。


夏休みだから、もうひとつおまけ。


世界の遊ぶ子どもたち30選

遊びなさい、子どもたち。

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2014-08-06 14:53:16 | 日々


長さ約40ミリ。先端の12ミリほどが灰褐色。
あとは灰色。実物は画像よりやや色が濃い。

この色や形はよく見るもので、拾う場所もたいてい同じ。
ヒヨドリっぽいと思うけれど、断定はできない。

よく見たら先のほうがずいぶんギザギザになっている。
これは落ちてから傷んだものではないと思う。
鳥はふつう繁殖期が終わると羽が抜けかわる。
一度にごっそり抜けると飛べなくなって困るので、
小鳥では数枚ずつ、1~2か月かけてリニューアルするそうだ。 
その間はホルモンのバランスが変わるので気分もいまいち上がらない。
色や模様もさえないし、のびかけた羽が段々になってるのがうっとうしい。
(というのは勝手な想像ですが・・笑)

春、一分の隙もなく着飾って、自信に満ちあふれて求愛活動し、
その勢いで巣作り子育てをこなし、さすがに疲れがたまってきたところで
ひっそりと換羽休暇に入る、というシステム。
いまなら餌は豊富だから、ゆっくりペースでも食べていける。
さえずりやテリトリー闘争で体力を消耗することもない。 
寒くなる前には、新しい秋冬物の羽が生えそろう。
渡り鳥は、その新品の衣装で旅立つ。
古い羽が途中で抜けるようでは、長距離を飛びにくいからだ。

ヒトは換羽のかわりに年じゅう服をとっかえひっかえするけれど、
むしょうに新しい服が欲しくなることがあるとしたら、
その目的はだいたい鳥と同じ。
すなわち、恋か、闘争か、旅か。

(というのは、たったいま思いついた「閑猫説」なので、
かんたんに信用しないように!) 

 

本日の「いいね!」

最高に美しいサーフィン映像(動画あり)

信じられないくらい透明・・

 

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夏の失敗

2014-08-05 16:31:44 | 日々


オキナワスズメウリ。
というのは、カラスウリの仲間ではなく、観賞用のウリ科の植物で、
食べられないけれど(有毒という説あり)、どうみても誰かが色塗って
こしらえたとしか思えない、おもちゃっぽい色と模様が面白い。
白い縞のある緑の実が、これから熟して赤くなると、
さらに「植物ばなれ」した不思議なものになる。

つる植物は、ごっちゃごちゃになることが目に見えているので我慢・・
していたところ、通りすがりの園芸売り場でちっこい苗をみかけて、
ついつい出来心で買っちまったのがやっぱり間違いだったようです。

見るからにひよわそうだった苗が、みるみるたくましく成長し、
枝分かれして伸びるのなんのって、もう大変なことに。
早くも実がい~っぱいついておりますが、これがこぼれ種でふえちゃったら、
来年はいったいどうなるんでしょうか。

「つるはつるを呼ぶ」ということわざがある。(つくった!)
1本がのぼり始めると、われもわれもと、そこらじゅうのつる植物が
集まってくる(ような気がする)。
沖縄スズメウリのパワーに便乗して、朝顔(種まいたっけ?)とか
ルコウソウとか、あるいは野生のセンニンソウとかヤマイモとか、
先を争ってよじのぼり、もつれあい、わさわさと茂ってジャングル化する。
その足元(つまり畑)は、Mがなぜか今年はサツマイモとスイカの苗を
植えたため、これまた一面につるが伸びて足の踏み場もなくなっている。 


この夏はどうも失敗が多く、へこみっぱなしである。
まず、やっぱり、というか、採れすぎキュウリの塩水漬けに失敗した。
味はわるくないものの、どうにも塩辛すぎて消費できない。
(昔の食生活からすれば、これで正しいのかもしれない)
10キロ用のレシピを単純に十分の一にしてはいけなかった。
たしか前回も同じことをやって失敗したのだ・・ということを
あとから思い出し、二重にへこむ。

次に、ゴーヤ。
これだけは鹿が食べないからと、自信をもって、外回りのフェンスに
這わせるつもりで植えたところ、花が咲き出したところで外側からひきちぎられ、
ふりだしではないが、大幅後退を余儀なくされた。
どうも、本気で食べる気でなく、ちぎっただけで放ってある。
試しに食べてみたらまずかった、ので腹いせ、かも。たちが悪い。

それから、青じそ。
毎年、ほっといてもよくできるので安心していたところ、
なぜかちっとも生えてこない。
あわててあとから種を買ってきてまいたが、時期が悪かったか、
害虫のせいか、発芽しても次々に消滅してしまう。
ゴーヤと青じそは、一番暑い時期にこそ欲しいものなのに、
かなり、がっかり。

じゃがいも。
土寄せをすっかり忘れたため、上のほうが緑化して食べられなくなった。
ただし、これは台所で芽が出た「1個」を埋めて放置していただけなので、
そのわりに収穫はあったといえる。
市販のおじゃがの2~3倍もある大きいのがいくつも採れたんだから、
今年も高配当の芋式投資でした。 


ふつうサイズのピーマンやミニトマトと比べてみてください。


最後に、梅干しも失敗・・しつつあるような、やな予感が。
週間天気予報と8月の各種予定をにらみ合わせ、
ここしかないだろうと思って干しにかかったところ、
「県」の予報と「うち」の天気はぜんぜん違うのだった。
さらに台風の動きが予想外に遅くて、雨雲をひっぱり続けているらしく、
なかなかすっきり晴れず、湿度が高くてうまく干せない。
今年の(Mがもらってきた)梅はだいぶ熟しすぎていたので、
漬けている間から心配だったが、ざるにのせたら重みでつぶれ始めた。
これじゃ、いくら干してもダメなんじゃないかなあ。
冷蔵庫にはとても入らない量だし。
ううう、どうしよ。


別館の関係でサンゴロウを読み返し、これまたいろいろとへこむのであった。
ひとつは、いまになって(たぶん自分にだけ)わかる反省点。
サンゴロウに限らず、10年20年たつとほとんどの作品は
書き直したくなるのだけれど、なかなかそうもいかない。
もうひとつは、サンゴロウの「強さ」に、ついていけないという気持ち。

「おまえねえ、ただしいことばっかりいうなよ。
世の中って、そんなにただしくできていないんだよ」(『やまねこの島』p.20)

というナギヒコ先生のせりふのほうが、いまはずっと自分に近いような気がする。
書いた時期とくらべて、あきらかに自分自身が弱ったのを思い知らされる。
すこし寂しい。

(まあね、年とともにますますパワーアップする、というのも、それはそれで
恐ろしいというか、不気味なものがありますが・・笑)

 

さてさて、へこみっぱなしではしょうがないので、
何かしゃきっとするものを、と・・(ごそごそごそ)

あった~!(←四次元ポケット?) 


本日の「いいね!」

(動画の枠外の「PLAY NOW」や「Download」等はクリックしないでください。
かなりうるさいので音量注意)
↓ 

危険!踊る洗濯機 (動画)

これって、現代の「付喪神」でしょうか。

 

 

本日のゲスト

サ・ワ・ガ・ニ・さん。

 



「はっ? あ、あの・・あたしっ?」
と驚くキミのつぶらな瞳が可愛い。 

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チリモン

2014-08-04 15:08:34 | 日々

 

めざせ!チリモンマスター(笑

 

なんか、いろいろ、いましたよ~。

カワハギの子みたいなのが多いのは、コレが一番見つけやすかったから。
こういうのは老眼になる前にやっておくべきだよなあ、とつくづく思う。
それに、やっていると猫が「食べるぅ~。くれぇ~」とすごくうるさい。
イカタコとタツノオトシゴがみつからなくて残念でした。

チリモンは「チリメン・モンスター」の略。
市販のしらすやちりめんじゃこにもたまに混じっていますが、
ふつうは選別のときに捨てられちゃうのですね。
上のは教材として販売されているパックなのでチリモン含有率が高いです。

 

こちらは、このあいだ酔猫さんにいただいた画像。
相模湾の網元とれたて生チリモン。
タコさんとイカさん・・に見えるのは、じつはどっちも
イカの子なんですって。 

 

詳しくは→こちら

自由研究には、こんな参考書も。

 
 

 

 

そうそう、海洋生物つながりで、これも・・

本日の「いいね!」

カツオノカンムリ (動画あり)

きれいで、ふしぎなもの。
先日、カリフォルニアの海岸に大量に打ち寄せられたそうです。
別名を By-the-Wind Sailor とか。
クラゲ好きの方にはおすすめ。

 

<追記>

そういえば、15年くらい前に翻訳した『人魚の島で』という本に、
少年が海岸で人魚のくしを拾うというくだりがある。
この「人魚のくし」のイメージが当時どうしてもわからなかったんだけど、
もしかしたら、このカツオノカンムリみたいなものかしら?
物語の舞台はブリティッシュ・コロンビア沿岸の小さな島。
そのまま南下すればカリフォルニアに来る!

人魚の島で
シンシア・ライラント作
竹下文子訳
ささめやゆき絵
偕成社 1999年

 

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暑中水玉

2014-08-01 18:09:00 | 日々


焼石に水玉ですが・・おひとついかが。
水分補給をしっかりしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

踊ってる「ちいさいひと」発見!

 

 

 

いいなー、カメキチは水の中で。

 

 

本日の・・「いいの?」

かぎ三つに、丸三つ?
そんなにつけるとこ、ないよ? と思ったら、
お隣と「あわせて」三つ、ということらしい。
注意深く読めばわかる範囲かもしれないけれど、
なんか変だ、と思うのはわたしだけでしょうか。
小学2年生の夏休みドリル。
こんな問題をこしらえたりやらせたりすることに
何の意味があるのかサッパリわからない。

(かぎ「 」って、この上下セットで一つ二つと数えるんでしたっけ?)
 

 

本日の「いいね!」


大江戸の火消し (動画)

ディープ・パープルもビックリ。
いや、それより、閑猫が驚いたのは、
「え、これって、ほんとに火事の歌だったの!?」
(何かもっと象徴的な、深遠なことを言ってるのかと・・笑)

ちなみに、原曲を知らない人は→こちらです。
 

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