遡る 恋路の果てに 点る月 . . . 本文を読む
走り出した
広場を抜けて
僕は太陽のお城まで
一目散に跳ねていく
眼下に
ソラが広がるが
僕は
知らずに
駆け抜けるのです
遠く
視界の霞む距離に
君はあくびをして
コーヒーを飲んだりなんか
しているのです
僕は
君を目指しているので
他のことなんか
どうでもいいのです
中途で
蛇がとぐろを巻いていようとも
たとえ
火が
燃え盛っていようと . . . 本文を読む
非対称の美学
心揺さぶられては
右に揺られ
左に揺られ
邪悪なアジテイターが
僕らを靡かすとすれば
僕らはまた
胡散臭い正義にだって靡かされる
知っていたんだ
僕は午後の倦怠を
目の前にいる君の
硬直した原罪を
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